毎回のことですが、無事全員が笑顔で最後まで、踊れてよかった~!!!と、ほっとします。

 

これも毎回のことですが、予定通りにはいかないことが起こるのです。

 

Tちゃんの直前の骨折。どうやって出そう?車いす?代役は?

 

そして、アリスの『帽子屋』のシーンで使う移動式の机の上に乗ってはいけないですって!!!

この机を使うところをいっぱい考えたのに・・・。

 

でも、子どもたちの対応がすばらしかったです。

私がその話を聞く前に、乗ってダメならどうするかを考えて、動いていました。

 

まあ、こういうことがあるから、土壇場に強くなるのです。

 

 

舞台前に必ず話すことに、

 

「なにがあっても、自分の役ならどうするかを考えて、動けばOK!」

 

 

今回は舞台上でのハプニングはなかったけれど、結構色々起こるものです。

 

それは、けっして悪いことだけではなく、そのことがあったために、さらに素晴らしい演出になった・・・なんてこともあります。

 

予定したことと違うことが起きても、冷静にどうすればいいかを判断し、行動する・・・これって、生きていく上でも絶対必要な力だと思います。

 

自分の命を守ることにも繋がります。

 

仕事をしていく上でも、どれだけ役に立つことでしょう。

だって、予定通りに行くことの方が少ないのかもしれません。

 

そんな中で、しなやかに行動できる自分を創って行けたら、大きな自信になります。

 

わたしにもあります。

これだけ、舞台を踏んできているから、なにがあってもなんとかできる・・・。

 

普段のレッスンでは学べない、子どもたちの未来への、貴重なひと時であってくれたことでしょう。

 

 

そして、今回特にがんばった中学生も褒めてあげたいです。

 

初めて、自分の好きな曲で表現したいものを創ったMちゃん。

 

中3のMちゃんも、一緒に遅くまで残って練習しました。

 

あーでもない、こーでもないと悩みながら、心の中を表現していく作業は、本当に楽しい時間だったのでは?

 

自分の踊りだけでなく、他の中級の指導に悩みながら、よくがんばってくれました。

衣装や照明も考え、創ってくれました。

私が、間に合わないアリスのそれぞれの役の指導にしっかり関われたのも、中学生二人に『ゴム心』お願い!って頼めたからです。

 

 

これに続いて、素敵な作品がどんどん生まれてくることを楽しみにしています。

 

 

3歳のKちゃんから、みんなで作り上げた今回の舞台。

みんなが精一杯の工夫をして、がんばってくれました。

みんなのとびきりの笑顔とともに、また、私の大切な舞台の一つとなりました。

 

 

この場をお借りして、「子ども芸術祭」関係者の皆様、ご来場の皆様、保護者の皆様へお礼を申し上げます。

客席からの応援、協賛、さまざまなサポートがあっての、子どもたちへの貴重な経験を本当にありがとうございました。

 

また、いちだんと成長した子供たちが、これからどんな活躍をしてくれるのか楽しみでなりません。