さて・・・?

 

       

 

 

年賀状、もう書きましたか?

 

 

切手代の値上がりやSNSの浸透で

年賀状じまいを考える方が増えているようですね。

 

 

私は、秋に父が亡くなったので喪中ハガキを書くことになり

迷っていた年賀状じまいをひとまず先延ばしにしました。

 

 

「大変だし年賀状はそろそろやめたら?」と言っても

91歳の父は毎年書き続けていました。

そこで今年の年賀状を頼りに父の友人知人に喪中ハガキを出すことに。

 

 

すると母宛に電話をくださり

電話口で泣きながら父の思い出を語ってくださった方が何人もいたのです。

郷里の小学校の同級生だったり、中学校の同級生だったり。

18歳で東京へ出て来て70年余り

子どもの頃の友だちと今も交友があったことに驚きました。

 

 

「疎開してきて寂しかった僕に、一緒に遊ぼうと真っ先に声をかけてくれた」とか

「帰省する度に会っていた。唯一の親友だった」とか

「年賀状を見てあいつも東京で頑張っているんだなぁと励まされていた」とか。

 

 

知らなかった幼い頃の父の姿、よく知っている人なつっこくて面倒見の良い父の姿。

いろいろな方が父を思ってくださることが本当に嬉しくありがたく

父は良い人生を送ってきたのだなと励まされました。

 

 

多分、父が年賀状をやめていたら

こちらから連絡することもなく

聞くことのなかったエピソード。

 

 

父が年賀状を見ながら楽しそうに友人との思い出話をしていたと

妹が言っていました。

父にとって年賀状は、懐かしい時代を振り返ったり

もう老いて行けなくなった故郷を思い出したり

会えなくなった友人を懐かしんだり

あいつが生きているなら俺も頑張るぞと奮起したりする大切なものだったのですね。

 

 

「暮れは忙しいのに年賀状なんて面倒」と単純に思っていた私ですが

年賀状をとおして父の生きてきた道を垣間見た気がして

ちょっと感慨深かった出来事です。

 

 

年賀状じまい、もったいないかな?