GR DIGITALは、GR1というリコーの28mm単焦点銀塩コンパクトカメラのブランドを引き継いでいるわけです。
そのGR1は、R1という当時としては画期的な薄型24mm単焦点カメラを基本に、プロのニーズに応えられるように開発されたカメラです。
GR1には、マイナーチェンジ版のGR1sやGR1vや21mm単焦点レンズを搭載したGR21、レンズはGR1と同じGRレンズ搭載して機能は簡略化されたGR10が発売されました。
でも、私が持っているのはR1のマイナーチェンジ版のR1s。これ実は私が唯一インターネットで購入したモノで、確か2001年に買いました。購入価格は19,800円。本当は違う色が欲しかったんですが、当時はすでに製造中止で、やむを得ずシルバーを購入。
当時、APSの3倍ズームは持っていたんですが、レンズが暗くて(それに私が下手すぎて)、しょっちゅう手振れしちゃって、新しいカメラを物色してました。
当時は、コニカのビッグミニとか安価なのにそこそこ明るくて描写性能が高い単焦点レンズを搭載したコンパクトカメラでスナップを撮るのが流行っていて、プロの写真家も作品を良く発表されていたんですが、それに影響されて買ったってわけです。
R1sが一番「コンパクト」で、ビッグミニと違ってレンズバリアーが付いていたのも選択の理由の一つ。
でも、大きい目のコンデジであるGRDと比べると、当時の画期的なコンパクトカメラだったR1sも何だか大振りなカメラに見えます。
それで、このR1sですが、全体的に青っぽい感じで、周辺光量落ち、樽型ゆがみもありますが、その高い描写力はかなり気に入りました。(ぼくは描写力なんていうほどの写真は撮れませんが。。。)
特に青い空と海に白い壁っていう気分の良い景色の描写が得意なカメラです。
これで、私はすっかりリコーのカメラのファンになりました。そうなると欲しくなるのがGR1s。当時は逆輸入モデルが5万円で買えたんですよ。今考えるとビックリですが。ちなみに家電量販店ではたしか7万円代で売られいました。
でも、当時は5万円出せば立派な一眼レフ(当然銀塩ですが。)が買えたわけです。となるとコンパクトカメラに5万円は躊躇しちゃったわけです。少なくともGR10は買えばよかったんですが、「どうせならGR1sだよな」とか考えているうちに、5年たっちゃったんですよ。
それでも、毎年賞与の時期になると、銀座のレモン社とかのカメラ屋に行ってはGR1s(GR1v)を物色してました。それで、去年の新品もしくは新同品の価格が8万円くらいだったんです。
一方、そのときの半年前に出ていたGRDが、発売当初から値下がりせず大体7万円強で売られていたんです。これは悩む状況です。やっぱり、デジカメは使い勝手がいいですし、買いかな?って思うんですが、デジカメだからすぐに値下がりするだろうと思っていたんです。
そうしたら運命の日が、通常79,800円でポイント10%還元で売られていたんですが、GW特価で5,000円引き、13%ポイント還元だったんですね。買っちゃいましたよ。
それ以来、1年。年がら年中待ち歩いて、ぼくにしては珍しくグリップが剥がれるくらいまでは使い込んでます。散歩の相棒として使っていて楽しいカメラです。
※R1sの購入の理由の一つにあげたように、不必要に「コンパクトカメラにおけるレンズバリアー必須主義」なので、GX100にレンズバリアーがないのが残念でなりません。