「古本食堂」原田ひ香(ハルキ文庫)
次兄が残した古書店を引き継いだ妹(珊瑚)
たった1人、北海道から上京して、古書店を再開して・・なんて
なんとも思い切りのいい、活動的な高齢女子wwです
その古書店で、珊瑚さんの手伝いをすることになったのが
長兄の孫娘(美希喜、国文学を学ぶ大学院生)
本好きではあっても、まったくの素人である2人で
古書店をやっていこうというのだから
怖いもの知らず、というか、楽天的、というか
大丈夫なのか?、いや面白そうだけど・・ww
そのうえ、やってきたお客さんに、なんとなくの成り行きで
お寿司やカレーやピロシキを振舞ったりしている(おいしそう)
いや、それじゃ、商売にならないでしょ、と思っていたら
ホントに「古本+食事」のお店になりそうな気配
各編で紹介される ”古本” の内容については
知らないものばっかりで、でも、面白そう
そもそも国文学を学ぶ人が読むような古典なんて縁がないけれど
そういえば、本多勝一さんの本は、ハマって読んだ時期があったなあ、と
なつかしくなったり
登場人物は、まさに、本好き、本マニア?、本オタク?
みたいな人が吸い寄せられるように集まってくるようで
そうだよね、「古本屋」って、そういうものだよね、と思いつつ
続編があるようなので
また楽しみに、文庫本になるのを待ちたいと思います
それにしても
古本屋さんが身近にたくさんあるって、天国みたいな町だなあ
ウチの田舎市には古本屋さんってないんです(たぶん)
ブックオフとかもないし・・
(ほぼ)9月の本箱