「海の底」有川浩(角川文庫)

 

 

有川浩さんのデビュー初期の小説

18年くらい前に発表されたものらしいですが

ようやく(今頃?)読んでみました

 

あわせて「空の中」と「塩の街」も読みました

その前にスピンオフの「クジラの彼」を読んでました

どこから読んでも大丈夫、なシリーズです

 

自衛隊3部作ーー

 

日本国の異常事態に対処するのは自衛隊でしょ、といわんばかりの

トンデモ設定の怪獣(未知の異常生物)災害パニック映画?

ウルトラマンとか、サンダーバード(古!)とか出てきそう爆  笑

 

勢いのあるストーリー展開で

これでもか、ってくらい

書きたいことを書いてますって感じが楽しいです

 

ただ、ワタシ的にはちょっとばかり

甘々度が濃すぎる感がありまして

(自衛隊異常事態小説でもあり、自衛隊恋物語でもあるww)

続けて読むと、少し胃もたれします笑い泣き

 

 

 

3部作の中で、一番面白かったのは「海の底」

 

巨大ザリガニが最終的にどうなるのか見届けないと

気になって眠れないわ~、と思いながら一気読みしていたら

夜中の1時を過ぎていました

 

作者は自衛隊オタクですか?

どこまで事実を元にしていて、どこから創作かわからないけど

自衛隊好きだった友人に感想を聞いてみたい

何時間でも語ってくれそうww

 

 

いま読んでも、充分面白いと思えるお話ですが

そうか、当時はまだドローンとかなかったんだなあ、とか

まだスマホが普及する前の時代なんだよね、とか

チャットとは懐かしい、なんてことを思ったり

 

ーーこういう部分で時代を感じるのは

例えば「名探偵コナン」とか「金田一少年の事件簿」なんかでも ”あるある” で

だからといって、面白さが半減するワケでもなく、面白いものは面白い

良く出来たお話、なんですよね

 

 

なにはともあれ

 

自衛隊のみなさん

警察のみなさん

消防のみなさんも、かな?

 

”災害出動” おつかれさまでした

 

 

 

 

空の写真

こういう空に「何か」がいるかもしれない・・?

あるいは、「何か」が降ってくるかもしれない・・?

それとも、ブルーインパルスがキュイーンと飛んでくるかもしれない・・?笑い泣き爆  笑