「猫弁と鉄の女」大山淳子(講談社文庫)
「猫弁」シリーズの何作目?
読み終えたとき
なんだか
不覚にも
ーーいやだなあ
いいお話じゃないですか
「猫弁」なのに・・(失礼)
と思ってしまいました
「猫弁」って、いつもは
クセの強い個性豊かな登場人物たちが
なにやらわちゃわちゃやってるうちに
いつのまにか
パズルがキレイに出来上がっていたり
絡まっていた糸がスッキリほどかれていたり
・・というような仕掛けの面白さが爽快なのですが
本作はもちろん
そういう仕掛けの面白さ充分にあるのですが
それ以上に
最後の最後に
しみじみ
ほのぼの
じんわり
みたいな感覚で締めくくられてしまいました
やられたなあ~
という感じです
みんな幸せになってね~
という感じです
「もりりん」と宇野カツ先生、応援します!
という感じです
意味不明な感想でスミマセン
つまり
「猫弁」は楽しい、ってことです
(ほぼ)8月の本箱