「歌舞伎座の怪紳士」近藤史恵(徳間文庫)
職場でのハラスメントが原因で仕事を辞め
ひきこもりがちな生活をしている主人公、久澄が
祖母の依頼で歌舞伎等の公演を見に行くようになり
その行く先々でちょっとした事件が起こって・・
というお話ですが
歌舞伎の入門編としても興味深くて
また
好きなものがあるっていいよね~、とか
うん、うん、その感覚、わかるよ~、という
オタクの感覚をも掬い上げてくれるお話でしたww
「好きなことは世界を広げてくれる」
「好きになることにジャンルは関係ない」
「好きなものがあることが明日への活力」
まさに、そのとおり!、ですよね
歌舞伎を好きになって
心が元気に前向きになったことで
久澄はまた社会に出て働こう、と動き始めます
自分で働いて得たお金で、歌舞伎を見に行く
それはとってもステキなことです
「好きなもの」のために働いてます!
という人は世の中にたくさんいると思うし
「好きなものがある」って幸せなこと
ワタシ自身も
「好きなもの」に助けられてきたなあ、と
しみじみ思ってしまいましたww
ーー以下、本筋とはまったく関係のない独り言
歌舞伎座に限らず、劇場や映画館や美術館や博物館
球場やスケートリンクや○○アリーナww
そういった施設が身近にあるってうらやましい!
”あなたヒマだろうから、私の代わりにお芝居を見に行ってちょうだい(意訳)”
と言われて、新幹線や飛行機や宿の手配なしに見に行ける
その環境がうらやましい・・、超絶うらやましい・・ぐぬぬぬぬぬ
と、心の中で叫んでおりましたww
夏に元気なポーチュラカ 今年は3色の寄せ鉢にしてみました