すこし古い話ですが・・

9年前の11月に右乳房全摘の手術を受けました

 

 

入院したBクリニックの病棟は

乳がんの人しかいないので

とっても気楽で

患者さんたちもみんなフレンドリー

 

ごはんがおいしくて

病院食とは思えないクオリティで

コーヒーや紅茶も飲み放題

 

入院中も基本私服で外出自由だったので

リハビリのために散歩に行ったり

なかには路線バスで駅前のデパートに出かける人も

 

できるだけ個々人の自由を尊重して

入院中も、日常生活の延長として過ごせるように

というクリニック側の方針があったみたいです

 

患者同士の人間関係にも恵まれて

入院、という窮屈さを感じない

ちょっとした休暇をもらったような日々でした

 

 

仕事や家庭の都合で、手術後2日くらいで

(まだドレーンも抜けていない、抜糸も済んでいない状態で)

退院していくツワモノもいましたが

ワタシは抜糸が済むまで、ゆっくりしてから退院

 

入院前は仕事を前倒ししたり

同僚に割り振りしてお願いしたり

それなりにバタバタしましたが

 

当時の職場では誰も文句も言わず

ゆっくりしてきていいよ

というありがたい雰囲気でした

 

 

当時のワタシは

仕事のことより、実は

NHK杯の方が気になっていて・・💦

無事、結果を見届けてから入院しました

 

2013年11月のことです

高橋選手のシングル最後となったNHK杯

いまでも忘れられません

 

2022年になっても

まだその選手を応援できるなんて

生きててよかった、と

しみじみ思っています

 

 

 

9年もたつと記憶も薄れてくるもので

手術の後の痛みとか

腕が以前のレベルまで動かせるようになるまでのこととか

いろいろとしんどかったことは

もう、あまり覚えていません

 

覚えているのは

オモシロイ人がたくさんいたなあ、とか

ごはんがおいしかったなあ、とか

そういえば、NHK杯のエキシビションは

病室のテレビで見たんだった、とか

 

そういうことばかりです

 

 

 

いよいよワタシも術後10年目に入ります

 

次の10年めざして、のんびりやっていこうと思います

 

 

 

体調がいいときは、コーヒーもおいしい!