神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

護摩祈願・オンラインありがとう禅・ありがとう断食などに関する詳細情報は、町田宗鳳のホームページをご覧ください。ご参加をお待ちしております。https://arigatozen.com/

面白いことに、自分が農業を始めると、次々と独自農法を実践している人たちが、弘法護摩に集まり始めている。なべて彼らは新しい思想の持ち主であり、しかも信仰心がある。だから、彼らのために護摩を焚くと、スサノオが現れたり、孔雀明王が現れたりする。よほど霊格が高い人たちなのだろう。

 

文明改革の足音が地方から聞こえ始めているのだ。大都市で旧い価値観を追い求める時代ではなくなりつつあることに、若者が一刻も早く気づいてほしい。日本全国、高齢化のために耕作放棄地が多いが、先祖伝来の土地を手放す人は少ない。自分の肉体的衰えを感じたら、潔く若い世代にバトンタッチしたほうがいいのではないか。そこで提案だが、やたらと貯蓄ばかりしている高齢者は、交通至便で刺激の多い大都市に集うべし。そのぶん田舎が若者で溢れるようになれば、日本の革命となる。(笑)

 

冗談はさておき、自然の息吹を五感で感じるような生き方をしていないと、新しい思想は生まれてこないように思う。そのことに気づいた人たちが地方に移住し、地道に農業を初めているのだろう。そういえば以前の護摩の中で、「大地を耕す者を友とせよ」と言われたことがあるのを思い出した。「農ある鷹は爪隠す」だ。哀れにも、能無し百姓坊主は隠す爪がない!(笑) 写真は立山山麓の白雪農園。【弘法護摩1311】 

 

【行事予定】

11&30日20時:「オンラインありがとう禅」

17日14時:大阪「ありがとう禅の集い」

2月8日13時:東京「ありがとう禅の集い」

23日14時:「富士山護摩」

中高生の時、禅を正しく理解したいと思って、かなり衒学的な鈴木大拙の本を読み漁った。大学に行ってから、キリスト教のことを深く理解したいと思って、難解な英語の神学書を読み耽った。大学院では世界中の宗教のことを知りたいと思って、それまで聞いたこともない比較宗教学というものに没頭した。博論のテーマに法然上人を選んだので、大学図書館にお願いして、次々と法然関係の研究書を日本から取り寄せてもらい、精読した。

 

帰国してから、それまで全く無知だった神道の思想、その源流にある縄文やアイヌ文化のことも知りたいと思って、次々と異なるテーマの本を執筆しながら、支離滅裂なテーマを追求するために必死で勉強をした。定年後、ひょんなことから密教の世界に踏み込んでしまったので、天台僧のくせに、ひたすら空海の思想を学習した。

 

そして今。なんと家庭菜園関係の本ばかりを買い集めている。畑の土作りに俄然、好奇心が湧いてきたからだ。百姓坊主はアタマが弱いぶんだけ、人一倍、勉強家である!と自分では思っているのだが、誰にも褒められたことはないのが残念だ。(笑)【弘法護摩1310】 

 

【行事予定】

11&30日20時:「オンラインありがとう禅」

17日14時:大阪「ありがとう禅の集い」

2月8日13時:東京「ありがとう禅の集い」

23日14時:「富士山護摩」

 

 

いずれの民族文化も深く掘り下げていけば、古代から現代まで生き延びてきた人間の智慧が凝縮されている。文明度には高低差があるが、民族文化には優劣がなく、それぞれに冒しがたい尊厳がある。それは人類普遍の価値でもある。

 

世界中の政治家がイデオロギーという表層文化しか見ていないから、対立と紛争が止まない。イデオロギーなど、置き忘れた餅に生えるカビ以上の何でもない。政治家がもっと深く自身の意識を掘り下げ、人間の尊厳に覚醒すれば、競争や対立がいかに無意味なものであるか痛感するはずだ。

 

戦争の原因は、権力者の権力維持、領土の拡大、高圧的なイデオロギーの三点に尽きる。そしてその三つとも、表層意識での全く空疎な強欲だ。人間は表層意識で生きているかぎり、国家であろうが、個人であろうが、闘争に行き着く。すべての国家間対立は、人間の表層意識が生み出す幻想だ。

 

残念ながら近代人の大半は表層意識の思考回路から脱却できないから、当分の間、平和が訪れるはずもない。どれだけ秀才であっても、意識の掘り下げが出来ていない人間は幼稚である。社会心理発達説でいうアダルト・チルドレンが社会の主導権を握っているところに、この世の危うさがある。

 

世界の年間軍事費は390兆円、日本の軍事費は9兆円。それだけの予算があれば、国民生活を安定させ、文化的創造を育成できるのに、まるでドブに捨てているようなものだ。このままでは、人類の先は暗い。【弘法護摩1310】 

 

【行事予定】

11&30日20時:「オンラインありがとう禅」

17日14時:大阪「ありがとう禅の集い」

2月8日13時:東京「ありがとう禅の集い」

23日14時:「富士山護摩」