昨日書いた退部届けを手に握り職員室に向かった


ガラガラ


「失礼します・・・」


俺は顧問の先生の退部届けを渡した


「桑原、これはみんなに話したのか?」


もちろん話してはいない


「いえ、でもみんなに言っても俺のやめる意思はかわりません」


すると


「チームメイトに話してやめるとは・・・、これは預かれん」


「そんな!」


そして職員室から追い出された


仕方なく練習しているみんなのところへ向かった


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「紳太、今日桑原が来るらしいよ。」


「そうか~ついに練習参加か?!」


「わからないけどそうだといいね」


するとそこに桑原の姿が


「あれ桑原?どうした?僕に用事でもあるのかい?」


「はい・・・みんなを集めて下さい」


瑠華はうなずき、周りに集合させた


「みんな聞いてくれ、俺はサッカー部をやめる」


すると


「「「ええっぇぇぇぇ!!!」」」


桑原は話を続けた


「いま母が入院しているんだ、だからやらなきゃいけないことがある。」


そして最後に


「さよなら」


といい


なぜか退部届けを渡した