再投稿です🤗🤗🤗
熊本地震の被災地に向かう【夢之丞(ゆめのすけ)】はそんな災害救助犬の一匹。
実は…【夢之丞】は殺処分予定の子犬でした。
殺処分用ゲージの中で、生後3〜4ヶ月の子犬が小さくうずくまって震えていたのです。
この子犬はガス室が満杯になったため、殺処分を翌日に延期されたところでした。
子犬は恐怖から表情が無く、抱え上げると殺処分の順番と思ったのか体を震わせて失禁しました。
【ドリームボックス(殺処分設備)】から生還したこの犬は、夢と希望を託すという願いから、【夢之丞(ゆめのすけ)】と名付けられました。
最初は人を怖がってこころを閉ざし、ケージから出てこれないほどでした。
人間に対する不信感を和らげるのに、まる1年かかったそうです。
臆病な性格と思われていたものの、およそ4年の訓育を乗り越えて夢之丞は有能な救助犬へと成長していきした。
そして2014年、ついに初めての出動を迎えます。
↓前に記事にした【災害救助犬】です。お仕事を離れれば、ハンドラーさんと共に暮し、愛されています。
https://ameblo.jp/kazenosasayaki8080/entry-12789433022.html
同年8月に発生した広島土砂災害の現場でした。
多数の死者と行方不明者が出た安佐南区八木地区で泥にまみれての懸命な捜索活動が続けられます。
そして20日、夢之丞が1人の男性の遺体を発見しました。
木に押し潰された民家に駆け寄って立ち止まったままハンドラーをじっと見つめる様子は、訓練通りの動きだったそうです。
夢之丞はこの現場での活躍が評価され、人命の救助等に貢献した動物に贈られる【第7回日本動物大賞 功労動物賞】を受賞しています。
2014年末に台風で甚大な被害を被ったフィリピン、2015年4月にはネパール地震の被災地にも出動しています。
災害救助犬は、怪我をしても体が汚れても、決してひるむことなく、限界まで犠牲者を探し続けるように訓練されています。
夢之丞はずっと、人の命を救うために働いてくれているのです。
熊本大地震発生から11時間後に被災地に到着した夢之丞は、捜索隊が入り込めない壊れた家屋の中まで入り、捜索活動に参加しました。
一度は…人間に捨てられ…殺処分直前だった犬による人命救助。
人間の為に一生懸命尽くす、健気で献身的な夢之丞の姿は多くの人々の心を動かしてきました。
そして…
【追記】一昨年5月7日、Youtubeライブで多くの方に見守っていただきながら
【夢之丞引退式&ユーチューブ1万人記念イベント】が開催され、災害救助犬を引退しました。