中学生の頃から、後頭部に湿疹ができるようになりました。
痒みとかさぶたが気になり、ついつい掻いてしまう。
それがフケのように肩に白く積もってしまう事をいつも気にしていました。
皮膚科で下された診断は「尋常性乾癬」(じんじょうせいかんせん)。
起きている時は常に痒みとの闘い。 
夜は掻きむしり防止の手袋を着けていましたが、朝には手袋に血が付くことも。
仕方なくステロイドを塗って凌いでいました。
痒みと湿疹を消す為にどんどん強い薬に変わっていきました。軟膏には「劇薬」の表示。

治る突破口を探して、色んな健康法を試すようになりました。そうしていつの間にか健康オタクになっていきました。

ステロイド人生から30年経った頃、ホメオパシー治療をきっかけにステロイド断ちにチャレンジしました。
再び襲ってきた痒みで寝れない夜。
広がる湿疹。

それをずっと恐れていたけど、いざやってみると当時ほど嫌じゃないなと気づきました。
ホメオパシーの軟膏にもずいぶん助けられましたし。
服も強制的に明るい服を着るようになったし。

むしろ湿疹ちゃんは私に健康のアンテナを上げさせてくれる大事なモチベーションになっているなと気づきました。
決して前には出ず体の後ろに出るのも何だか健気。

「いずみさんには力があります」
ホメオパシーの先生がそう言い続けてくれたお陰で、自分でもそんな気がして来ました。

3年程ステロイド断ちし、再びステロイドを塗ってみました。
湿疹が出る範囲がものすごく小さくなりました。
今は左肩の後ろに宝の地図のように出ています。

愛しの湿疹ちゃん。