郷古 廉&加藤洋之 デュオリサイタル』

<日時>2019年10月26日(土)15:00

<会場>ザ・フェニックスホール(大阪)

<出演>
郷古 廉(ヴァイオリン)

加藤洋之(ピアノ)


<プログラム>
▼ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ
▼プーランク:ヴァイオリンソナタ FP.119
▼イザイ:子供の夢 作品14
▼バルトーク:ヴァイオリンソナタ 第1番 Sz.75 BB84      





ザ・フェニックスホール



この証明の見えるホール
ガラス張りだから  中からは梅田のビル街が借景になる




嗚呼  終わってしまった…

大満足なのに淋しい
大満足だからこそ終わって欲しくない
複雑だな…

楽しみに楽しみに待っていた郷古さん&加藤さんのデュオリサイタル

想像以上に濃密で  これは大変だったろうなと終演後に感じていたら  やはり大変だったご様子

どの曲も重く(重く暗い音楽やミュージカルは むしろ大好きなのだけれど)
それらに対峙する郷古さんと加藤さんのデュオという形で届けられる作品の完成度が半端無さすぎて  ちょっと私のボキャブラリーでは書き留められない状態になってしまった

ということで  リサイタルを音楽のみならずホールやホワイエの空間ごと堪能したことと
私の郷古さんのお気に入り曲が またひとつ増えたこと
それら全てをもって  本当に素敵な時間だったこと
それらを日記として記録しておこう

まずザ・フェニックスホールの大好きな空間

ここは天平さんのコンサートで訪れている
初めて訪れたなは この時

天平さんの『火の鳥』世界初演が演奏されたホール
そうか  初めてここを訪れたのは もう7年前のことなのね
昨年も  天平さんのコンサートがここであったのね
郷古さんもここは2回目のはず

ポール・ギアマンの絵画に溢れたホワイエ

エレベータを上がるとまずで迎えてくれる


ヴァイオリン モチーフが多いのが素敵♪






このホールに足を運ぶと毎回思うのだけれども 空間や空気がとても美しい
クルースタッフが充分で  対応も静かで温かく品が良い

ソフトだけでなくハードも
階段の空間まで素敵なので 休憩時間に  この空間と絵画を楽しむために  いつもクルー!  笑

温かいね



<プログラム>
▼ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ
▼プーランク:ヴァイオリンソナタ FP.119
▼イザイ:子供の夢 作品14
▼バルトーク:ヴァイオリンソナタ 第1番 Sz.75 BB84      


どれも 美しいくもあり不気味でもあり いずれも素晴らしいのだけれど バルトークはぐうの音も出ない完璧さ
参りました

そんな中  美しい音色で素敵だったのが  『イザイ:子供の夢』
美しいだけでない不穏も漂うのだけれど  それが郷古さんの奏でに実によく合っていて
素敵という言葉は似合わない作品なのだけど  実に素敵なのだ
しっくりと私の心のひだに入り込み得心


郷古さんが奏でる作品として  これが好き!とハッキリ宣言できる曲が  これで2曲になった

1曲目は  やはり郷古廉さんというヴァイオリニストに惚れ込んだ
『ストラヴィンスキー:兵士の物語』

そして2曲目は本日から『イザイ:子供の夢』

郷古さんが奏でる  この曲  本当に素敵♪


全ての演奏後  ステージを去られる際
喝采の中  夜の帳が下りる頃  フェニックスホールの帳が開けるようにステージ背景が開いていき梅田のビル街が借景になる
まだまだ明るいのたけれど 美しい夕陽が眩しくてなんだか素敵!
郷古さんが その景色を指差し 加藤さんに何か呟かれる





郷古さんと加藤さんが再び登場される
郷古さんが口を開かれる
「ありがとうございます  アンコール  何を弾くかと言いますと  背景を見て  ドビュッシーの『 美しい夕暮れ』」

優しい 美しい音色
郷古さんも柔らかく見える

ザ・フェニックスホールさん
本当に素敵な演奏会を  ありがとうございました!
是非是非  またの企画をお願い致します!!


私の次の郷古さんは 来年の2月
日本センチュリー交響楽団さんと  これまた 私が関西で最もお気に入りのホール
ザ・シンフォニーホールにて

楽しみだなぁ

うん  もう楽しみ🎵

リサイタルのあと  立ち寄りたいところ2ヶ所
ホールから徒歩5分以内の  美味しいところへ  笑