郷古廉 ヴァイオリン・リサイタル <クロイツェル・ソナタ>  
 

 

仕事をしながら 趣味をも楽しみながら

我が家の建て替えへも向ける時間とエネルギー比重が大きい今の私

今年は大好きな青谷梅林も井出の玉川へのお花見も出来ずじまい

車窓から眺める景色を彩る満開の桜に癒される

町並みのみならず山肌をも彩る生命力

これぞ日本!

 

そんな事を感じながらリサイタル会場へ向かう

 

〈日時〉2019年4月7日(日)14時

 

〈会場〉兵庫県立芸術文化センター  小ホール

 

〈出演〉郷古廉( ヴァイオリン)     加藤洋之(ピアノ)

 

〈プログラム〉

<オール・ベートーヴェン・プログラム>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 「クロイツェル」
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番

 

 

 

 

 

 

フランスの彫刻家ブールデル作『風の中のベートーヴェン』が見守る兵庫県立芸術文化センターにて

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタに身を浸す

 

郷古廉さんによるベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ  全曲演奏ツィクルスのラスト

 

プログラムはヴァイオリン・ソナタ第9番と10番

 

そしてアンコールはシューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲

アンコールだけで20分の大曲♪

聴き応えのある大満足の演奏会

 

いつもながら登場されるだけで空気が清むし 纏う気配はキリリと武士のようだ

一挙手一投足に目が釘付けだし 

一音たりとも妥協しない音からは耳が離せない

 

それに加えて今回の演奏会で魅了されたのは10番の特に第2楽章♪

(ベートーヴェンのシンフォニーは聴いてもヴァイオリン・ソナタは普段聴かないので 実は初めて聴いた  苦笑)

何とも美しく 素直で可愛く濁らない清廉で満たされた楽曲だった

郷古さんと加藤さんのヴァイオリンとピアノの奏で合いも

これまた特段のアイコンタクト等無いのに淀みなく一体でブラボー♪

 

そうそう

今回の演奏会では楽章間にブラボーが飛ぶ事がよくあったのだけれど さすがお二人の集中は途切れることがなく

そうすると  そのブラボーも心からの賞賛なのだなぁと捉えられ なんだかホワンと良い気分に!

演奏後の拍手もなんだか心がこもった温かいもので とても幸せな気持ちになった

 

大好きな芸文の小ホールに郷古さんの音色

良い演奏会に 温かい徴収

嗚呼  素敵な演奏会だったな

 

ベートーヴェン・ソナタ全曲演奏

3年間という月日

その間にも郷古さんの人生には様々な事があっただろう

音楽家としてだけではなく 音楽家である前にひとりの人としても

 

学年は1つ違えど1993年生まれの我が息子の3年を振り返っただけでも激動の3年だものなぁ

大学卒業

教師として就職

一人暮らし

念願の野球部顧問に

結婚しようと思える女性との出会い

結婚

 

もちろん  それを見守ってきた私も

随分楽しませてもらっている(笑)

 

同じように郷古廉さんという音楽家にも!

ワクワクして目が離せない♪

 

郷古さんを媒体に様々な音楽に触れさせていただいて

郷古さんを知るきっかけになった『兵士の物語』にも念願の再会が出来て

再び石丸幹二さんとひとつの作品に携わられるのを観る事の出来る幸せ

 

素晴らしい3年間

素晴らしい全曲演奏ツィクルスを ありがとうございました