佐渡裕指揮 
日本センチュリー交響楽団 with 反田恭平


佐渡裕反田恭平

このコンビ!

聴き逃すわけにはいかないだろう

ということで大阪公演に足を運んだ


<日時>2019年2月19日(火)19:00

<会場>国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)
           多目的ホール(大阪)

<出演>
指揮:佐渡裕
ピアノ:反田恭平
日本センチュリー交響楽団

<演奏プログラム>
*第一部  
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30

~アンコール~  ショパン:プレリュード

*第二部
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

~アンコール~
アイルランド民謡:ダニー・ボーイ







開演時刻
マエストロ佐渡裕が5分ほどトークをされた

この堺市に新たなホールが出来ること
ご自身が芸術監督として関わっておられる兵庫県立芸術文化センターを例にして この新しいホールが街の心の広場になるようにと

そしてピアニスト反田さんについて
普段は普通の若者なのに ピアノに向かうと研ぎ澄まされる
その局面が素晴らしい

本日はコンチェルトとシンフォニー2曲だけの演奏会
クラシックの醍醐味をお楽しみください

その言葉の通り
第一部がピアノコンチェルト
第二部がシンフォニー

2曲でどうだ!ときた!!
しっかり作品を聴かせてくれる
聴衆もぐっと音楽に入り込むことができる

大好きだこういう演奏会♪

ラフマニノフ:コンチェルト3番はロマンティック!だけではない 素人でも分かる いかにも難しそうなコンチェルト

それが 
マエストロ佐渡裕の雄大さと温かさと人懐っこさと
ピアニスト反田恭平さんのロシアを知る者が醸し出す郷愁とロマンティックで見事に融合して
これぞラフマニノフ♪という色で 
これでもかと ぐうの音も出ない世界観で魅了してくれた

お二人ともに とても親しみ深いのに
確固とした音楽家としての技術で感情に溺れないが故の美しさを持ち
郷愁に包まれるのに豪華絢爛
ピアニッシモなのにフォルテッシモみたいな 
振れ幅全開で心を鷲掴みにしてくれた

反田さんはピアニストとしてだけでなく音楽全体を心かから楽しんでおられて
そのオーケストラとの一体感が半端なく素晴らしくて鳥肌もの!

ドヴォルザーク:シンフォニー9番は一瞬の飽きもこさせない素晴らしいメロディライン
それがマエストロ佐渡裕にけかるのだから  それはそれは目が離せないひし耳も休めない

やはり 王道の第二楽章と第四楽章は心酔するしざわめく

そしてシンフォニーのアンコールは第二楽章の郷愁のままに
これも日本人の郷愁に訴えるアイルランド民謡:ダニー・ボーイ
憎いな
まんまとやられる
しかし何故に こうも風土や歴史が違う遠く離れた国々の~郷愁~という情感だけは共通するのだろう

これぞ言葉(原語が違っても)全世界が通ずる共感
やはり音楽とは素晴らしいものだと再確認!

こういう感動が欲しいのだ
こういう喜びに包まれたくて私たちは演奏会に足を運ぶの

私だけでない  
聴衆の喜びと感動が なおさら私を幸せにする

佐渡裕さんと反田恭平さんには聴き手を幸せにする共通するものがある
基本的にプラスのオーラ
音楽を楽しんでいる
その楽しみが私たちに伝染する
共鳴する

嗚呼 美しい~  
嗚呼 懐かしい~
嗚呼 楽しい~
嗚呼 嬉しい~

嗚呼 ここに居られたことが幸せ♪

それだけでいい!

そんな純粋な悦びに包まれた素晴らしい演奏会だった

足を運んで良かった!
全てがそれに尽きる!!

この素晴らしい演奏会
なんとツアーなのだ

本日は その初日
ほぼほぼ休みなく3/2(土)まで西日本ばかりを11公演
旅は続く

素晴らしい♪

どうぞ 皆様 ご移動が安全に お身体を健康に 土地々の美味しいもので癒されながら
この素晴らしい音楽をお届けくださいね
心からエールを送ります!


ひとつだけ未練がましいことを  ここに呟こう
それも私の正直な呟きだから…
こんな素晴らしい演奏会に触れると やはり手放した
1月27日(日) 兵庫県立芸術文化センターでの反田さんのピアノリサイタルが それは素晴らしかっただろうと また思うのだった

この日 反田さんのリサイタルを楽しみに楽しみにしていたのに
なんと 息子が仕事絡みで関わったイベントで
啓発劇やコンサートに出演するということで 
私もだけれど 母が孫の そういう姿を見ておきたいだろうと 母を連れるべくリサイタルを諦めたのだった

それはそれだったのだけれど
オールショパンだったしなぁ
聴きたかったなぁ
このリサイタルツアーの札幌公演を聴いた友人が  とっても良かったと言っていたしと 未練がましいことを ここに置いて  

さて最寄り駅に着いた
交通機関利用で片道2時間の演奏会
存分に楽しみに  このように書き置く時間まで得て
未練まで書き置き  

さて捨てよう(笑)