日本センチュリー交響楽団   第221回定期演奏会



本日からの2日間
独奏は郷古廉さん


<日時>
2017年11月17日(金) 19:00開演 (18:00開場)
11月18日(土) 14:00開演 (13:00開場)

<会場>ザ・シンフォニーホール

<指揮>デイヴィッド・アサートン

<出演>
ヴァイオリン郷古 廉

ハープ髙野 麗音

日本センチュリー交響楽団

<プログラム>
メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」 作品26

ブルッフ/スコットランド幻想曲 作品46

ディーリアス/劇付随音楽「ハッサン」より間奏曲、セレナーデ

エルガー/創作主題による変奏曲「エニグマ」 作品36



いやあ   今日は面白いクラシックdayとなった

マチネがTheアメリカなら   ソワレはTheイギリスだった

そして郷古さんの演奏の素晴らしいことといったら!!!

マチネは若冠第23歳のピアニストに
そしてソワレは若冠24歳のヴァイオリストに大満足の演奏を聴かせていただくことになった

今日の郷古さんは  とてもリラックスされていたように感じられた
だからといって普段が固いというわけではない

いつもは  演奏の時  あまり客席をご覧になられない
その姿はさながら武士

しかし  今日は  よく客席をご覧になった
その表情の  なんと自然体で醸し出す雰囲気の素敵なこと!

そして 私は初めて聞く  ブルッフ/スコットランド幻想曲 作品46 
そのなんて素敵で  郷古さんにぴったりなこと!

イギリスを感じさせる音楽には郷愁を誘うものがあり  その郷愁は日本人の心を揺さぶるものが多いように以前から感じていた

しっくりくる  というのかな

今日のブルッフ/スコットランド幻想曲 作品46もまた  そう感じる楽曲だった

ヴァイオリンとハープの音色は それはそれは美しく
その上  郷古さんのヴァイオリンのあらゆる魅力が全開で感じられるもの

自由なのに気品に溢れ  親しみ深いのかと思えば孤高

本当に我が息子と同い年なのかと疑うほどだ

そして  その私の感嘆は  アンコール曲で最高潮になった





バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ラルゴ

有り得ない

この人はきっと私よりも歳上の人だろうと思わせる情感
なんなのだ   この達観した世界観

そして  ますます  また郷古さんの演奏に触れたくなる

嬉しいかな
手中には既に郷古さんの4月のコンサートチケットが1枚

そして来年12月にも  またセンチュリー管弦楽団との共演があるようだ

そのチケット発売は来月
1年後のチケットを手にするわけだ(笑)

頑張ってご活躍を見守っていきたいな

と  記事は 終わる勢い
郷古さんの事しか記録してないじゃないか(笑)

それほどに素晴らしい演奏だったのだけど

プログラムの最後   エルガー/創作主題による変奏曲「エニグマ」 作品36も良かった

イギリスと言えばのエルガーの「エグニマ」

有名なのだけど  実は全曲通して聞いたことがなかった

主題と14の変奏からなる

全曲聞いてみて  やはり 有名な第9変奏が美しい旋律で心奪われる

今回の演奏会で珍しいシーンに出くわした

第4変奏はチェロが激しい気配を醸し出しているのだけど  
そのままに  演奏中  第4終盤で弦が切れるハプニング
それが  首席奏者のチェリストだったため  後ろの楽士からチェロを渡され
弦が切れたチェロは後ろに送られ直しにいくという場面

TVで  そういう対応をするということを見たことがあるが  目の当たりにしたのは初めてだった

今日の演奏会
大好きな箱  ザ・シンフォニーホールでのコンサート

もったいないなぁと思われる空席に驚いた

関西フィルの定演でも足を運ぶ  この箱

関西フィルでは  いつも満席なので…