年末年始も普通どおりの勤務で迎えた新年

お正月からの夜勤も終えて ようやくの2連休
私は例年どおり年末~年始に撮りためた録画チェックタイム!

これが毎年至福の時なんだなぁ

時系列に録画をチェックしていく

まずは
N響「第9」演奏会 パーヴォ・ヤルヴィ指揮




パーヴォ・ヤルヴィ氏
私が海外の指揮者で最も好きな方

昨年9月 ヤルヴィ氏がN響の首席指揮者に就任された時 どれほど嬉しかったか!
そしてその後届けられるN響との演奏がなんと面白い事か!

その予測と期待をまるで裏切らなかった2015の演奏
今迄で聴いた第9で間違いなく最高に素晴らしかった!
これは生で聴きたかったなぁ

毎週録画をしている土曜日21時~『クラシック音楽館』にてそれは届けられる
ヤルヴィ氏にかかると音楽が生きてくる
躍動といったらいいのかな
ヤルヴィ氏の音楽を愛する熱で浮かされているという感じ
温かで熱く魅力的な人柄もそのまま音楽に現れるというのか

そのままに第9も届けられた

何といっても 今年のこの第9はコンマスがマロさん事 篠塚史紀さんだった事が素晴らしい!

毎週の『クラシック音楽館』を楽しみにとは言っても
やはりコンマスさんが篠塚さんか別の方かでは こちらの見る意欲が違う(笑)

昨年迄は堀さんと交互にの時代が長く この第9演奏会はソロコンサートマスターの堀さんばかりだったのだけれど
堀さんが昨年名誉コンサートマスターになられたのでマロさんのご登場!

そこに主席指揮者がヤルヴィ氏となったので私には益々たまらなく魅力的なNHK交響楽団になったという運び

さてその第9
ベートーヴェンの譜面どおりのテンポで演奏されたので 超絶早い!
しかし それはベートーヴェンのメッセージでもある上に
ヤルヴィ氏ならではの熱にもなっていた

ヤルヴィ氏が「第9の魂」と呼んで特別な愛着を抱いているという第3楽章の捉え方もいい

そうなの!
私も第9はこの第3楽章がたまらなく好きで 今迄にもこのブログで何度もそう書き落としている
ややもすると第4楽章よりも好きで(だけどやはり合唱があるので最も大切なのだけれど)
歌う第九の時 同じ板の上に立ってこの第3楽章をフルオーケストラで聴いていると至上の喜びに包まれる
泣いてしまいそうなるくらい

ソリストは これまた大好きなソプラノ森麻季さんにテノールは福井敬さん

合唱団も全てが一丸となってうねりを巻き起こしていた
素晴らしい第9だった
ベート―ヴェンの熱そのものといった感じ!
(共に歌ってみたけれどテンポが速くて置いていかれそうだった 苦笑)

「Breder」~すべての人々は みな兄弟となる~

まさに今 200年近くも前にベートーヴェンが書いた楽曲が現代においてもなお心に沁みるのは
人が変わっていないから
良い意味でなら良いのだけれど 悪い意味でも変わっていないから

政治的な事はあまりブログに置かないようにしている
それでもなお置かなければならないほどに昨年感じた事
昨年末 城陽にて関西フィル演奏にて第九を歌った時にも強く感じた
この年の日本が後に 大きく舵を切った年と言われないようにしたいものだと思えてならなかった

そんな想いまでもが伝わってくるようなヤルヴィ氏の指揮による第9
N響の楽団員の方も皆さん ヤルヴィ氏の熱に引っ張られるように楽しそうに演奏されていた
N響が楽しそうに演奏する姿って正直あまり見かけないものね
それだけでも やはり変化が見られるというのか
これは ますますN響が面白くなりそう!

という事で 今年は念願のN響第9を生で聴く事を楽しみとしよう
12月のクリスマスシーズン
まさにN響が第9を演奏する週に福井さんがお江戸でミュージカル出演される情報が昨日解禁になったので!
これは素晴らしい抱き合わせ公演と言う事で!!

年明け早々から今年の師走の第9が気になる
そんな楽しみな1年の始まり

これもベートーヴェン様の残して行かれた第9のお陰ね!