あれよあれよと  師走ももう半ば

ブログに書き留めたいことは山ほどあれど時間が…

しかしこれは置いとかないとなぁ

たど今  お江戸に向かう新幹線の中
今日楽しむイベントを心から楽しむために  ざっと書き落として次に向かわなくちゃ!

もう一週間になるのね
先週の日曜日のこと

こちらにて大感動!!!


サントリー1万人の第九公演


日時:2015年12月6日(日)15:00開演(14:00開場)

会場:大阪城ホール

出演:

総監督・指揮   佐渡裕

ゲスト
アリス=紗良・オット(ピアノ)
石坂団十郎(チェロ)

オープニングアクト・Little Glee Monster

ソリスト
並河寿美(ソプラノ)
林美智子(メゾ・ソプラノ)
佐野成宏(テノール)
キュウ・ウォン・ハン(バリトン)

管弦楽・兵庫芸術文化センター管弦楽団スーパーキッズ・オーケストラ

合 唱・1万人の第九合唱団

司 会・羽鳥慎一


日本の師走と言えば第九

毎年師走にはいくつもの第九演奏をTVで楽しむことが出来る

その中でも特に楽しみなのが大晦日放映の『N響第九』とこの『一万人の第九』

私もいずれ歌う側に立ち  マエストロ佐渡裕の指揮のもと  
1/1万人としてハーモニーを楽しんでみたいなと思っているこの公演

今年は ひとまず聞く側に立ってみることにした

今年ウィーンのトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督就任された佐渡裕さん
これからは日本でもその指揮はなかなか見られないかもしれない

チケットは佐渡さんのファンサイト先行発売に落選
私のホームの合唱団仲間4人で楽しもうとの当初の計画も共に撃沈

一か八かでトライした一般発売で運良く2枚だけ確保出来たのだけど仲間を誘うわけにも行かず
この公演を一度は体感してみたいと言っていた母と共に楽しんだ

水の都  大阪
紅葉と相まって  いいね!



















この日の城ホールは南入り口からの入場






毎年12/23にMBS放送でTV放送されることがお決まりのこの第九ゆえ
これから放送を控えているので詳細はさておき

ひとりでは成し得ない1万人での第九
1万人のドラマを抱えてこのホールに立っている合唱団員
そう思うだけで始まる前からひしひしと伝わってくる感動

その景色は圧巻




当然だけど  観客よりも合唱団員のほうが多い(笑)
この会場内もどこもかしこも合唱団員だらけ

この第九コンサート
第九の演奏以外にもいつもゲストがおられて
かつて平原綾香さんは3年連続ゲスト出演された
その時の放送は思い出すだけで涙がこぼれる素晴らしいもので
ベートーヴェン様への敬愛にアフレタものだった

今年のゲスト二組は歌詞を伴わない演奏者だった
ドイツ人と日本人の両親を持つという共通点のあるお二人

そして特に生演奏を聴くのを楽しみにしていたピアニストさん
アリス=紗良・オット さん

11/20放送の報道ステーションでこの方の演奏を聞いた
それは福島県喜多方市の「新宮熊野神社」から届けられたもの

ライトアップされた樹齢800年の大銀杏のふもと
黄色一色に染められ埋め尽くされた土の上に佇む神殿
その神殿に一台のピアノ
そしてまるで妖精のように透明感のある美しいピアニストがまるで痛そうに  触ったら壊れてしまいそうにそこに独り居た

それがドイツ人のお父様・日本人のお母様を持つアリスさんだった

演奏されたのは『リストのラ・カンパネッラ』
晩秋に素晴らしい音響で届けられたその音は繊細そのもの
音に穢れがなく  本当に美しい音そのものが響いていた
シチュエーションと共にとても幻想的な様々な鐘の音だった

その印象は生演奏で聞いても変わりなかった

日頃  作曲家兼ビアニストの天平さんのピアノを聴くことが多いので
音そのものよりも伝わる情感や浮かぶ景色等を楽しんでいるのだけれど
作曲家が他にいて演奏者である方のピアノの音色がこんなにも美しく響いてきたのは久しぶり!

これは無の上に立つ音そのものの美しさ
余計なものがない
そう  舘野泉さんの音に近いような

大好きだな
この方の奏でる音

それが生演奏を聞いての感想だった

大阪城ホールへは様々なコンサートで訪れたことがある
かつての  みゆきさんのコンサートもだし  昨年の椎名林檎さんもだし
サラ・ブライトマンはいつも城ホールだし

そのいずれもスピーカーを使用して大音量で伝わってくる類いのもの
音響が良いと感じたことは無く
クラシック音楽をここで聞いたことはなかったなぁとあまり期待していなかったのだけと
これが大間違い

なんとも繊細なピアノソロやチェロソロの音がスタンド席の後方まで美しくとは届いていた

兵庫芸術文化センター管弦楽団スーパーキッズ・オーケストラの演奏も素晴らしかった
柔らかな  そして時に元気な音が心地よく響いてきていた

肝心の第九もお見事!

第四楽章
合唱団員が歌う直前に一斉に立ち上がる様は想像通り圧巻だった

一万人が歌う
指揮者の指揮は見えているのか
音のタイムラグは無いのか
余計な心配は要らない

見事なまでに一体となって  ハーモニーとなって届けられたのだ
もうその事に大感動!

詳しくは12/23の放送にて  私は再度楽しもう!

この日の聴く側のチケット代金は6200円

第九参加者は最初からホールの座席に座ってこのイベントそのものも楽しまれていた

ということは第九参加料金が9300円だから
第九そのものにはレッスンを含めて3000円で参加できるということなのよね!
これは歌う側に立たなくちゃもったいないや(笑)

これは来年は  いよいよ一万人の第九デビューなるか?!

私にとってはレッスンを休めないというのがこの一万人の第九のネックなのね
スケジュールが調整出来るか…
トライしてみようかな!

そうそう
2年前から第九の歌詞 = シラーの詩が朗読されるようになったのだけど
この朗読   石丸幹二さんにぴったりだなぁと
是非ゲスト出演も兼ねてしていただきたいなぁと熱望!
しっかり母と共に  そのようにアンケートに記入しておきましたとさ❗