鏡開きも過ぎて、2013年も本格的に動き出しました。
3学期がスタートして1週間。
どんどん寒くはなってきましたが、子どもたちはもうすっかり学校生活モード。
この3連休も、それを待ちかねていたという様子もなく、
「来週は月曜日がお休みだから、火曜日スタートだね。」
と、帰りの会で話すと、
「ああ、そうだったぁ。」
といった具合。たっぷりお休みした後だからでしょうね。
私たち世代は、「成人の日は1月15日」の感覚が抜けきれないようで、 (14日は、成人の日だからお休みなのよねえ。)と、心の中で確認したりしていますが、皆さんはいかがですか?
お正月からこの成人の日あたりにかけて、昔、担任していた子どもたち(もう立派な大人なのですが)に再会する機会が多くあります。
自己実現に向けて、邁進中の子もいれば、小さいときから興味関心のあった分野で活躍中の子もおります。
こういった子どもたちに会ったときに、ふと思い出すことがありました。
彼らの母親たちが子どもたちに与えていた教材に、共通したものがあったんですね。
家庭訪問をしたとき、ママたちと何気ない話をしたとき、彼らがそれらを使って遊んだり見たりしている(していた)ことがわかりました。
実に何気ないものです。
絵本は別格として、それ以外のトップスリーは、これでした。
○ 図鑑
「なぜ?」「どうして?」とよく聞かれたし、(その動物や生き物に)とても興味をもっていたので用意してあげたらよく開いていましたよ。
とのこと。
知識が身に付くだけでなく、分からないことを、積極的に調べようとする姿勢も育てますね。(児童用の百科事典なども同類です。)
○ 積み木
入学前の幼児期から、中学年以上になるまで、長期間にわたって遊んでいたようです。
手を動かしながら、創造力(想像力)、発想力を育んでいきます。
また、色や形を識別し、分類しながら、遊びの中で立体の性質をとらえていくこともできるんですね。
○ 折り紙
これは、積み木にも共通する部分もあります。
手先を使うということと頭の中は連動しているので、そういった面の発達と共に、試行錯誤しながら工夫して作り出す力も伸ばすことができるようです。
長方形のチラシなどから、正方形の紙を切り取る方法などを考えると、それはもう立派に図形の領域に入っています。
ただ、図鑑などの教材は、子どもとの相性もあります。興味を示すもの、示さないものがあったりするので、無理に押しつけないように、子どもの様子をよく観察して、合ったものを探してあげるといいようです。
百科事典は、オールマイティーですがね。
参 考
<きわめる!・・・自分の好きなもの、興味のあるもの、得意なものを。>