はやいもので、2学期がスタートしたと思ったら、もうすぐ10月。
つい先日まで、「暑い、暑い。」といっていたのに、急にめっきり涼しくなって参りました。
新しい学習指導要領 が正式にスタートし、学習内容の増加がその特徴の一つでもあリましたが、算数については、かねてからの予想通り、かなりきつい状況ではないかと思います。
算数の教科書のページ数は、平均して25%も増えています。
新しいものが加わったうえ、上の学年で習得していた単元が、下の学年に下りてきています。
例えば、これまで5年生で習っていた小数のかけ算・わり算が4年生に下りてきています。
今年度の5年生は、小数の計算ができるものとして授業が進められていることになります。
このような状況に対応するため、平成21年から、段階的に前倒しで、新学習指導要領が導入され、一応やってきてはいるわけです。
しかし、その時点では授業時数は増えていなかったので、習熟しているかと言えば、なかなか苦しいところではないかと思うのです。
算数は、積み重ねの教科です。
先に学習したことが身に付いていなければ、積み上がっていきません。
かけ算九九を覚えていないと、わり算はできませんし、2位数で割るわり算ができないと、小数で割るわり算もできなくなります。
学習内容が増え、授業がスピードアップしていく中で、学力をつけていくにはどうしたらよいのでしょうか?
脳の力を鍛え、高速で、多くの情報を処理できるようにトレーニングすることは、かなり有効な手段ですね。
覚えたことを引き出す練習(インプット、アウトプット)、それも高速で。
この繰り返しで、脳に回路ができてくるようです。