ゆったりと  流れる河

 

されど  流れることも  叶わない

 

水に入ることさえ  も

 

 

もしも 生まれ変わったら

 

その時は  別の人

 

独りとは

 

何者でも無い

 

たった独り

 

蛍になることも

 

蝶になることも

 

魚になることも

 

自由に

 

されど  変われる訳もない

 

昨日が

 

今日に  なっても

 

未だ未だたどり着かない

 

過去への  帰り道

 

夜の星を  見上げても

 

河に映るのは  月の光ばかり

 

月だって    地球だって

 

同じ星

 

なのに

 

 

心の半分・・月の見える夜