幾度ふり返っても

 

過去は帰らない

 

致し方なきことなれど

 

夢の跡は

 

 

 

全てが

 

無に記すのだろうか

 

空の中を

 

いくら  飛んだとて

 

消えてゆく  時が

 

少し

 

入れ替わる  だけ

 

一本の線を

 

跨いで

 

右か左

 

それだけで

 

終わるか  繋がるか

 

悔しいとか

 

名残惜しいとか   考えたとて

 

どうにもならないことは

 

現実

 

終わりとは

 

始まりとは云わない

 

 

感謝を 何処に伝えよう

 

さようならを

 

誰に言う

 

などと 想ったとて

 

終わってしまえば

 

其処で

 

停止すること