👹寧ろ誠意や  尊重する気持ちが全く見えなかったのは・質問者側・質問するメンツも・ほぼ些末な態度の面子だった。ワイド商化しようとしている内容に。幻滅感満載。👹

冷笑的な態度に批判が相次ぐ

現職の小池百合子氏が3選を果たした東京都知事選挙で、大方の予想を覆して2位と大健闘した石丸伸二氏(41歳)。165万8363票を獲得して次点となった大躍進を称える声の一方で、7日の開票速報番組での受け答えや冷笑的な態度には、批判が相次いでいる。

大健闘した石丸氏(写真:週刊現代)

大健闘した石丸氏(写真:週刊現代)© 現代ビジネス

フジテレビの「Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP」では、元乃木坂46の山崎怜奈が石丸氏の掲げた公約に国政レベルのものがあったと指摘した上で、石丸氏がこの先やりたい政治は「国政レベルなのか、都政レベルなのか」と質問した。

これは国政進出も噂されている石丸氏に対する鋭い質問だったが、石丸氏は苦笑しながら「前提のくだりがまったく正しくない。(小池氏の)ゼロ公約と私が今回掲げた政策。全然、次元が違う」とバッサリ。山崎は「不勉強ですみません」などと食い下がったが、石丸氏は「見方が違うんじゃないでしょうか」と一蹴。山崎は出演後、SNSに「あー怖かった」などと投稿した。

 

11日にはテレビ朝日の「グッド!モーニング」に出演。乃木坂46の元メンバーでもある斎藤ちはるアナウンサーによるインタビューの中で、山崎とのやりとりについても振り返ったが、石丸氏は次のように持論を展開。

「真剣勝負でこう、切ったら、相手は竹刀も持っていなかった、みたいな。ただ、あれは、もういっぺんあの場にいても、同じ風にやっちゃう。それは、女、子どもに容赦をするっていうのは、やさしさじゃないと思っているから」

「もうちょっと、やさしく言ってあげればよかったのかな……(頭を)ポンポンってやってあげる感じがよかった? それも失礼ですよね、やっぱり失礼じゃないですか。相手もプロとしてあの場にいらっしゃるんだったら」

一連の発言について、ネット上では「耳を疑う」「完全に見下してる」と批判的な声が相次いだ。

こうした石丸氏のメディア対応に批判が殺到している現状について、どう思うか。また、素顔の石丸氏はどんな人物なのか。

広島県安芸高田市で農業に従事している父親の守さんに電話で聞いた。

うちのは頭がいいんじゃけぇ

――ご子息の伸二さんが様々な点で注目されています。この現状をどう捉えられていますか。

「メディアの書き方によれば、どうにでも書かれる。なんぼええこと言うてもメディアが裏で書き換えれば同じことじゃけぇ。知事選で落ちとるけ。あんたらはこれ幸いと思うて親に聞いて。あんたらはのう、最後になって、結果でものを言うけ。立候補したときから聞くのが筋じゃないんか。だから誰もメディアを信用せんようになる」

都知事選への出馬表明以降、石丸氏は有力候補4人のうちの一人として共同記者会見に出席するなど、その他大勢の候補者より目立つかたちで取り上げられてきた。その結果、彼の知名度は相当高まったはずだが。

――今回の選挙で初めて石丸さんの存在を知った方もいます。いろいろ言われているけど、本当はどういう人なのか。石丸さんの素顔を知りたい人もたくさんいると思います。

「知りたい人がおるというても、ポッと出たわけじゃない。安芸高田の市長もしとるんだし」

街頭演説でも人気を見せた(写真:週刊現代)

街頭演説でも人気を見せた(写真:週刊現代)© 現代ビジネス

石丸氏は1982年生まれ。2006年に京都大学経済学部を卒業し、三菱UFJ銀行に入行。ニューヨーク赴任などを経て、2020年、人口約3万人の広島県安芸高田市長に就任した(その実績は、関連記事『「都知事選で2位」の石丸伸二氏が出馬した「本当の理由」…安芸高田市長時代に残していた「4つのフェイク」』で紹介している)

――農家に生まれ、やがて政治家へ。お父さんからの影響はありますか。

「私は農家をしよるが、息子はしよらんけぇ。わしは政治のほうは疎いけん」

――父親から見た、伸二さんの「人となり」を伺いたい。

「ただわしの子じゃというだけ」

――3人のお子さんがいる中で、とりわけ優秀だったのですか。

 

「うちのは全員頭がいいんじゃけぇ」

――優秀なのはお父さんの影響ですか。

「女房なのかわしなのかわからん。機械で計ったわけじゃないし」

イメージと大きく乖離している実体

安芸高田市の市長を務めていたとはいえ、全国的にはほぼ無名。選挙戦では、特定の政党や大きな組織の支援を受けていないとアピールしていた。

しかしその実体は、イメージと大きく異なる。

知事選後、「日本維新の会」音喜多駿幹事長は、石丸氏サイドから「何らかの支援をお願いできないか」と打診を受けていたことを暴露。政党色を出さず、こっそり支援を受けたかった石丸氏サイドは、政策協定を結び推薦の形を望む維新の会側の意向を呑まなかったという。

そもそも得票数2位という大きな爪痕を残した今回の選挙戦では、自民党の萩生田光一衆院議員が主宰するTOKYO自民党政経塾の小田全宏塾長代行が選対本部長を務め、旧統一教会が運営する番組でメインキャスターを務める田村重信氏も選挙カーに立つなど協力していた。

要するに石丸氏の実体は、石丸氏自身が批判する既存政党の“政治屋”と何が違うのかわかりづらいのだが、それでもなぜか、今回善戦した彼を称賛する声は多い。

――都知事選出馬の報告はありましたか。

「メールであったよ。東京行ってくるよって」

支持者は日に日に増えていった(写真:週刊現代)

支持者は日に日に増えていった(写真:週刊現代)© 現代ビジネス

――大健闘だと思います。この結果を称える声は少なくありません。

「2位だろうが3位だろうが、選挙権がある人が入れて、初めてなんだから。多ければ1位になるし」

――つまり、よく頑張ったと思っていらっしゃるわけですよね。

「それは誰でもそう。自分の子が悪いように言う人はおらん。親いうものは、挑戦することはよしとする。でも、あんたらみたいに、粗探しをする。いいところを聞きたいと言いながら、出てきたものは違う」

――お父様もメディアに対する不信感が強いのですね。

「そりゃそうよ」

悪意がある質問の仕方しかせん

躍進を称賛する声がある一方、7日の開票速報番組での発言内容や態度に対する批判が相次いだが、自身のメディア対応について、石丸氏本人は11日に出演したテレビ朝日の「グッド!モーニング」で「内心、おちょくってました」と明かした。

――メディア対応について、批判的な声も少なくありません。お父様はどう見ましたか。

「本人に問うてみないとわからんよ。あんたらにいちいち言うことないよ」

選挙を終えてなお、話題を独占する石丸氏(写真:週刊現代)

選挙を終えてなお、話題を独占する石丸氏(写真:週刊現代)© 現代ビジネス

――悪いのはすべてメディアですか。

「メディアよ。全部かどうかわからないけど、メディアの伝え方が悪いんよ。悪意がある質問の仕方しかせん。この間も日テレがインタビューしとるじゃない。最後になって、『どうでしたか』って。それまで密着取材しよったんならわからんこともない。突然出てきて質問してものう」

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「敵意には敵意を返す」石丸氏のスタイルについて、父親はどう思うのか。後編記事『「人の粗探しして、あんたらを打ちのめしたいよ」…石丸伸二氏の実父が明かしたメディアへの「本音」』では引き続き、石丸氏の父親の率直な思いを紹介しています。