「ヤル気ゼロの見本」岸田首相、政活費チェックの第三者機関設置時期「申し上げるの難しい」に集まる批判

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 6月10日、岸田文雄首相は参院決算委員会で、「政策活動費(政活費)」の使途をチェックする第三者機関の設置時期について「現時点で予断を持って申し上げるのは難しい」と述べたうえで、なるべく早期を目指す考えを示した。公明党の下野六太氏への答弁。 「岸田首相は5月31日、公明の山口那津男代表と会談し、政治資金規正法改正に関し、パーティー券購入者の公開基準額を『5万円超』に引き下げ、政活費の使途をチェックする第三者機関を設置する考えを伝達。山口氏は『首相の英断』と、修正に応じた岸田首相を持ち上げていました。  政治資金規正法改正案の付則に政活費の使途をチェックする第三者機関の設置が盛り込まれ、公明は衆院での採決に応じることとなったのです」(政治担当記者)  政活費の使途をチェックする第三者機関の設置だけではない。  岸田首相は5月31日、日本維新の会の馬場伸幸代表とも会談。調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)について、使途公開と残金返納を義務づける立法措置を講じることで一致。馬場氏は、自民が維新の提案を「丸のみした」と胸を張り、維新も衆院での採決に応じることとなった。 「ところが6月11日、自民の浜田靖一国対委員長は旧文通費の改革に関し、『すぐに解決する話にはなっていない』とし、今国会中に成案を得ることに消極的な姿勢を示しました。  この対応に馬場氏が『“嘘つき内閣”と言っても過言ではない。約束を破るなら最大限の力で自民を攻撃する』と批判。岸田首相は翌12日、旧文通費の改革について、『自民党として誠心誠意、対応していく。この方針は変わっていない』と述べることとなったのです」(同前)  岸田首相が政活費の使途をチェックする第三者機関の設置時期について「現時点で申し上げるのは難しい」と述べたことに、Xでは批判的な声が殺到している。 《ヤル気ゼロの見本(笑)》 《第三者機関・・・ 恩着せメガネの事だからそんな物は立ち上げる気は無いって言ってる様なもんでしょ?》 《ヤル気さらさらない案件はずーっと検討だよ。今まで見てれば全部そう。検討から実施に移行した例はほぼ無い》  公明、維新とのトップ会談での約束について、あいまいな対応を続ける岸田首相。Xでは、期日を明記させなかった公明、維新両党の責任を指摘する声もあがっている。このままでは、自民党の裏金問題が闇に葬られることになりかねない。