もう黴臭い 政策は 東京都には 必要ない 汚れ‣腐った政策から
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東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)は、3選を目指して立候補する意向を固めたとされる小池百合子知事(71)に、立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が〝ガチンコ勝負〟を仕掛けて、全国的に注目を集めている。有権者数1100万人超という首都決戦には、20人以上が出馬表明しているが、現時点で女傑2人が有力とみられる。
過去の都知事選や国政選挙の結果から、選挙戦の行方を分析した。
「重く受け止めたい」 小池氏は28日、都内の自治体の約8割に当たる52市区町村長から、知事選出馬を要請する文書を受け取り、こう語った。都議会自民党幹部も小池氏と面会し、連携することを確認。
地域政党「都民ファーストの会」と公明党も、すでに出馬要請している。
小池氏は過去2回の知事選で、291万票と366万票を獲得して圧勝してきた。
蓮舫氏は出馬会見で、小池氏の「学歴疑惑」や「公約未達成」を批判したが、8年間の都政と圧倒的知名度は侮れない。
2022年参院選の東京選挙区で、小池氏を支援・連携する政党の候補者らが獲得した票は、
自民党2人で約153万票、公明党が約74万票、都民ファーストの会が28万票、
乙武洋匡氏が約32万票で、計約287万票となる。 これに対し、
蓮舫氏は22年参院選の東京選挙区で約67万票を獲得して4位当選した。
ただ、蓮舫氏は「二重国籍」問題が指摘される前の10年参院選では約171万票、
16年参院選では約112万票を獲得している。 22年参院選の東京選挙区では、
蓮舫氏を支援する政党の候補者が獲得した票は、蓮舫氏を含めて立憲民主党が104万票、
共産党が約68万票で、計約172万票になる。 一連の数字から、都知事選をどう見るか。
政治評論家の有馬晴海氏は「大逆風にある自民党の支援には限界がある。
ただ、小池氏の8年間の都政で、組合など各種団体との関係が構築されている。
この票は大きい。18歳以下への月5000円給付など、独自の政策も子育て世代などが評価している。
得票は300万票から目減りするが、200万票以上の一定数は獲得するのではないか」とみる。
蓮舫氏の勝機はどうか。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「蓮舫氏は現実主義者であり、国政の状況や、
最近の選挙結果を見て好機とにらんだ。立憲民主党の支持層に加え、共産党には数十万票の基礎票がある。
焦点は人口流動性が高い『無党派層』をどれだけ取り込めるかだ。
インパクトのあるパフォーマンスの仕掛け合いになるのではないか」と分析した。