石丸・都知事選出馬へ 「東京を変え、日本変えたい」

臨時記者会見を開いて次の安芸高田市長選への不出馬を表明した石丸伸二市長=2024年5月10日午後1時52分、広島県安芸高田市役所、柳川迅撮影

臨時記者会見を開いて次の安芸高田市長選への不出馬を表明した石丸伸二市長

 広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が16日、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補する意向を表明した。自身の公式X(旧ツイッター)などで明らかにした。17日に広島市内で開く記者会見で正式発表する見通し。

 

 石丸市長はXで「#東京都知事選に出ることにしました。東京を変えて、日本を変えてみたいと思います。一極集中から多極分散へ。これしか東京と地方が発展する道はないと考えています。」などと投稿した。

 

 石丸市長は安芸高田市出身で元大手銀行員。2020年8月

、前市長が自民党・河井克行元法相=公職選挙法違反の罪で有罪=から現金を受け取ったとして辞職したことに伴う市長選で初当選し、

現在1期目。

 同年9月の定例会で議員の「居眠り」をツイッター(現X)で指摘したことを発端に市議会と対立した。行財政改革に取り組む一方で、議会での応酬や定例会見の動画がネット上で多くの視聴者を集め、

非公式の「切り抜き動画」が多数出回るなど、人口約2万6千人の市の首長として異例の注目を集めていた。

 今月10日に開いた臨時記者会見で、

任期満了に伴う次の市長選(7月21日告示、同28日投開票)に立候補しない意向を表明していた。