マイナンバーカードや在留カード偽造容疑 

中国籍の男2人を再逮捕 1枚1、2万円で販売か

警視庁=東京都千代田区

警視庁=東京都千代田区© 産経新聞

マイナンバーカードなどを偽造したとして、警視庁池袋署と丸の内署は15日、有印公文書偽造と出入国管理法違反の疑いで、住所不定、無職で中国籍の彭楽楽容疑者(28)と住所・職業不詳、陸成龍容疑者(41)を再逮捕した。彭容疑者は「やっていない」と否認。陸容疑者は「在留カードは偽造したが、マイナンバーカードは分からない」と一部否認している。

池袋署によると、両容疑者は千葉県船橋市内のアパート一室を「工場」として、マイナンバーカードや在留カードを偽造。昨年11月ごろ~今年4月下旬、1日当たり30枚から60枚程度を偽造していたとみられる。同署は1枚1、2万円で販売し、約9千万円を売り上げていたとみて解明を進めている。

警視庁は4月24日、在留カードを行使目的で送ろうとしたなどとして、出入国管理法違反容疑で両容疑者を逮捕していた。

逮捕容疑は共謀して4月24日、船橋市内でマイナンバーカード6枚と在留カード36枚を偽造したとしている。