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公営斎場の利用者の

個人情報を提供した見返りに業者から現金を受け取った

市職員の逮捕を受けて、謝罪する大阪府八尾市の植島康文副市長(右から2人目)ら=同市役所で2024年5月8日午後6時1分、新宮達撮影

市職員の逮捕を受けて、謝罪する大阪府八尾市の植島康文副市長(右から2人目)ら=同市役所で2024年5月8日午後6時1分、新宮達撮影© 毎日新聞 提供

 公営斎場の利用者の個人情報を提供した見返りに業者から現金を受け取ったとして、大阪府警は8日、大阪府八尾市職員、西川雅昭容疑者(59)を地方公務員法(守秘義務)違反と加重収賄の疑いで逮捕した。府警は約3000人分の情報が業者に流れ、営業活動に使われた可能性もあるとみて捜査している。

 西川容疑者に現金を渡したとして、東大阪市の葬儀関連商品販売業、木下昌宏(61)と、木下容疑者の店のアルバイト、多田井武男(76)両容疑者も贈賄容疑で逮捕された。木下容疑者の店は線香や仏壇仏具などを扱っていた。

 逮捕容疑は、西川容疑者が2022年10月~23年10月に約280回にわたり、勤務する八尾市立斎場の利用者約3000人分の氏名や住所を木下容疑者らに提供。木下容疑者らは謝礼として現金40万5000円を渡したとしている。府警は3人の認否を明らかにしていない。