自民党裏金問題、萩生田光一&世耕弘成の両氏は不起訴… 「巨悪を眠らせるな」怒りの声、紀藤正樹弁護士は今後の見通しを示す

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中日スポーツ

紀藤正樹弁護士

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されていた萩生田光一前政務調査会長と、世耕弘成元経産相の2人について、東京地検特捜部がいずれも嫌疑不十分で不起訴にしたことが2日に報じられ、紀藤正樹弁護士は同日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、今後の見通しを示した。 ◆西村康稔経産相、辞表提出後の表情【写真】  「起訴猶予となった秘書らについては検察審査会に申し立てると”起訴相当”となる可能性が高いのでは」と私見を述べ、「▽議員本人については、いずれも嫌疑不十分▽萩生田議員の当時の秘書1人と世耕議員の政治団体の会計責任者については、起訴猶予」と検察側の起訴しなかった判断の違いを指摘した。  不起訴処分になったことでSNSでも猛反発する投稿が相次ぎ、「検察審査会のみなさん、よろしくお願いします」「もう検察いらないよね」「巨悪を眠らせるな!」などいら立ちを隠せない様子だ。  このほか「八王子市民と和歌山県民の懸命なる選択を期待したい」と、次の選挙へ備え、萩生田、世耕の両氏の選挙区の有権者に良識を求める声もあった。