万博開幕時「内装まだもあり得る」

 海外パビリオン 吉村府知事

👹  それでも  府知事か 👹

建設が進む大阪・関西万博の会場=大阪市此花区で2024年3月11日、久田宏撮影

建設が進む大阪・関西万博の会場=大阪市此花区で2024年3月11日、久田宏撮影© 毎日新聞 提供

 大阪府の吉村洋文知事は4日、建設が遅れている2025年大阪・関西万博の海外パビリオンについて、一部で工事が完了しないまま25年4月の開幕を迎えるケースが想定されるとの認識を示した。

 定例記者会見で「建物は完成しているが一部で内装がまだという国が過去の万博でもあるので、25年万博でも(同様のケースが)あり得る」と発言。一方で、「開幕に支障が生じるような大きな遅れにはならない」とも述べた。

 吉村知事は従来、準備の進捗(しんちょく)について「開幕時にそれぞれのパビリオンが同時に展開されるということを目がけて、一生懸命やっている」と説明していた。

 参加国が自前で建設するタイプのパビリオンは、資材や人件費の高騰から業者との契約が難航。3月28日時点で五十数カ国中36カ国が契約し、うち12カ国が着工したが、約20カ国はまだ業者が決まっていない。

 関係者によると、15年のイタリア・ミラノ万博でも開幕時にパビリオンが未完成の国があったという。【藤河匠】