何がいい食べ物か、悪い食べ物なのかは、人それぞれ、皮膚に決めてもらう




そもそも陰陽というのは、常に変化していて、その場その場で見え方が変わってくるものだと言うことができます。


これは、太陽の動きに合わせて日の当たる側と、影ができる側が時々刻々と変わっていく現象を象徴して、陰陽と言う言葉で表現しているものです。


一つの同じものを見ていても、自分の立っている位置によって、見えている側と見えていない側ができます。自分の位置が変わればやはり、陰陽が変わってしまいます。


当たり前の話ですが、見る人によって見え方は様々と言うことです。まさに、「人それぞれ」ですね。まあ、そう言ってしまうと身も蓋もありませんが、

 

けれども、投げやりな感じで人それぞれだよ。と言っているわけではなく、むしろ積極的な意味で、人それぞれということなのです。


どういうことかと言えば、その人の体が、今どう考えているのか、それに従ってものを考えればいいということです。


実は非常にシンプルに、簡単に考えて、これはいいよ、これはダメだよ、ということを体に聞いてみればいいというわけです。

 

で、どこに聞くの?そう思いますね。これも簡単で、皮膚に聞いてみるわけです。


そうなのです。頭で考えないで、皮膚に聞くのです。そう言うと、赤い発疹が出たりとか、蕁麻疹とか、思うかも知れませんね。それもそうなのですが、もっと簡単に、皮膚の突っ張り具合で決めてみるのです。この皮膚の突っ張りは、簡単にとは言いましたが、どうしてどうして、なかなかのものです。

 

こう聞くまで、あまり自覚したことはなかったと思いますが、皮膚の突っ張りは、実はすごい感度です。


飲食物の反応はもちろん、音、空気、光、対人など、ほぼ全てのことに対して、真っ先に皮膚が反応しています。嫌な人に会ったり、なんだ違和感のある部屋に入ったり、その違和感は、皆この皮膚の突っ張りが作り出していたものです。


そして、この皮膚感覚は、まさに脳―腸相関が、ダイレクトに皮膚と連絡して、脳や皮膚細胞自体に蓄積された過去のデータと照合して、似たような波形を持つ経験の映像や感覚を呼び起こしたりしているのです。

 

ということで、何がいい食べ物か、悪い食べ物なのかは、人それぞれ、皮膚に決めてもらうのが正解という結論になりました。ついでに、お友達を選ぶのも、皮膚に聞くのが一番いいと思いますよ。あと人生の伴侶も。