『祓う』という考え方

 

 以前のセミナーで、無意識の脳には否定の言葉は通じない。というのを実験したことがありましたね。○○を思い出さない。とやると100%思い浮かんでしまうということでした。こうならないほうがいいなと思っていると、必ずこうなる方に行くわけです。そう考えていると、もう頭の中が混乱してしまって、どうしたらいいのかわからなくなってしまいます。

 

そこで、昔の人はすごいことを考え付いたわけです。それが『祓う』という考え方です。頭の中にあるものを全部祓ってしまう、つまり自分の前から消去してしまうということです。お祓いとか、自分の脳裏に沁みついたものを祓ってもらうわけですね。なので、神社や神聖な空間に行ったらお願いをするのではなくて、自分の中にあるものを祓いに行くわけです。

 

深層の無意識に書き込まれたものをデリート、消去するわけです。また、ここが日本語の面白いとこでもあるのですが、『祓う』は『払う』と同じ音で互いに通じています。ここがとてもよくできているシステムだなと思うのは、お金を払うということが、無意識の思考を祓うことになっていることです。

 

そう考えると、お金を払う時がとても大事なわけです。最近SNSなどで大金持ちの人たちが、お金をばらまいて、というと言い方が悪いですがお金をあげていますよね。あれも祓っていると思います。また以前のTV番組で芸能人が大金を使うというのをやっていて、あれも祓うということです。

 

私自身の話で言えば、やはりちょっと思考とか、人とか、お金とかの流れをを滞らせて、祓うことを忘れてしまうと、最終的に必ず別のところから強制的に祓うがやって来るわけです。そして結果的に払うがきてしまいます。


ちょっとした買い物でも、あれは払わさせていただいているので、払った方がありがとうございます。になるわけです。


風の子セミナー『皮膚で聞くボイスヒーリング・子どもの皮膚を通して見た世界』より抜粋