耳画研の研修制度で、今日も3名の鍼灸師が研修に来てくれた。一つの治療では、左手母指の痛みに対して、先月に研究会で配布した脊髄神経と支配エリアと代表的な症状の表もとに熱を入れ、支配神経の狙い通りに左腕におもだるい神経反応が現れたのを確認してもらった。これまで研究会で検証してきた通り熱の種類により、皮膚を損傷させることなく、皮膚表面から離れた位置でも、的確に症状を狙い撃ちできるようになった。また、耳介画像鍼による迷走神経刺激が、自律神経に関わる不調に大きく役立つことも多くの臨床の結果から明らかになった。トライ&エラーをひたすら繰り返し、研究会の仲間と共に歩んできた道は、間違いではなかった。ようやくここまで来たと、強く実感した日でもあった。