※今回の記事にはスターウォーズのスピンオフドラマ「アソーカ」の内容に関する記述が含まれます。

 

 

 

こんにちは、かぜのこです。

 

 

今回プチレビューするのはこちら!

 

 

「75362 アソーカ・タノのジェダイT-6シャトル」です!

 

出典はスターウォーズのスピンオフドラマ「アソーカ」より。

このドラマが配信されたのは去年の8月でしたが、なんだかずいぶん前のことのように感じますね…。

 

 

 

個人的にとても楽しみにしていた「アソーカ」でしたが、クローンウォーズのシーズン7やマンダロリアンのシーズン2と比べてしまうと、いま一つ盛り上がりに欠けるという印象が否めませんでした。

 

まぁその二作に関しては、シリーズで積み上げてきた物語のフィナーレだからこその盛り上がりも当然含まれるわけで、

そこと比べてしまうのは酷というものでしょうね。

 

 

とは言いつつも、スターウォーズの新作スピンオフが出る度に心のどこかでその二作レベルの期待値を持ってしまうせいか、

ここ数年のスピンオフラッシュにいま一つ不完全燃焼感を抱いてしまっております。f^^;

 

 

とはいえ、単体として見れば「アソーカ」もかなりの良作の部類に入るものではないかと思います。

いつかドラマシリーズの感想などもゆっくり語りたいですね。

 

 

 

さて、前置きから長くなりましたが、さっそくセットの内容を見ていきましょう。

今回はプチレビューということで、ミニフィグメインの記事になります。

 

 

まずはドラマの主役であり、このセットの目玉であるアソーカから。

 

「マンダロリアン」および「アソーカ」での彼女は、腕部のアーマーなどにクローンウォーズS7の面影を残しつつ新しい衣装に身を包んでおり、今回めでたくミニフィグ化となりました。

 

 

背中や腕部のプリントも凝っていていいですね。

 

また、「反乱者たち」のセットでは付属しなかった白い光刃もとうとう再現されました。

ライトセーバーの柄の部分はカーブヒルトタイプではなくなりましたが、ドゥークー伯爵やヴェントレスのそれと違い、アソーカの柄の湾曲はそこまで目立つものではないため、個人的には気になりません。

 

 

 

歴代のアソーカたちとの比較です。

 

 

 

シーズン7のセット(上の画像左)では、シャアク・ティなどと共通のロングタイプのヘッドテールになっていましたが、今回は短くなっています。

 

長さ的には逆のような気がするものの、個人的には短いテールの方が好きなので、バリエーションが増えたのは素直に嬉しいですね。

 

写真だと少々わかりづらいですが、デュアルフェイスの表情も両面ともに異なっており、力の入りようが伝わってくる出来映えです。

 

 

 

ヘッドセットのプリントもデザインの変更が反映されているようです。

(この記事書くまでデザイン変わってたの知らなかった…f^ ^;)

 

 

 

また地味に今回、クローンウォーズ版の2種で使われていたテールとは形状が変わっています。

 

旧タイプのテールは頭飾りのトゲトゲした部分込みでの形成になっていた都合上の変更でしょうか。

後ろから見ると形状の違いがわかりやすいですね。かなりリアルな造形に進化しています。

 

 

ヘッドセットの模様こそ若干異なるものの、個人的には今回のテールが青年期のアソーカを表現する際の最適解なのではないかと思います。

 

逆に大人アソーカを表現するときには、S7のセットのロングタイプのものを被せたいですね。

 

 

 

シーズン7の名場面風に何枚かパシャリ。

 

アソーカの新しいフィグが出る度に言っているような気がしますが、

個人的にはクローンウォーズ版の後期の顔が一番“アソーカらしさ”が出ている顔だと思っています。

 

 

今回アップデートされた短いタイプのテールと組み合わせることで、よりシーズン7の再現度が高まったのではないでしょうか。^^

 

 

 

さて、アソーカの話ばかりになってしまいましたが、他のフィグも見ていきましょう。

 

 

サビーヌです。

画面に登場するのは「反乱者たち」ぶりですね。

 

「反乱者たち」当時のセットでは、高額セットにしかヘルメットが付属しないことでお馴染みだった彼女ですが笑、

このセットにはちゃんとヘルメットも含まれています。ありがたい。

 

 

劇中では「反乱者たち」と「アソーカ」の間の時系列でアソーカに師事していたということが、ドラマの序盤でしれっと明かされましたね。

正直めちゃくちゃ驚きました。

 

ドラマ「アソーカ」自体、アソーカ単独の物語というよりはアソーカとサビーヌのダブル主人公のような構成になっていて、かなり中心的な役割を果たしていました。

 

 

 

ただ、個人的にはこれがちょっと…。

 

サビーヌ自体は好きなキャラではあるのですが、なんて言ったらいいのでしょう。

 

「バッド・バッチ」と謳っておいて実質「オメガ」であるとか、(スタジオは違うものの)「ホークアイ」と謳っておいてやりたいのは「ケイト・ビショップ」であるとか、最近のスピンオフってその手の手法が多過ぎやしないでしょうか。

(「オビ=ワン」もわりと「オビ=ワン&レイア」だったような)

 

 

既存のキャラクターと別のキャラクターの新しい関係性を描くことで、話に広がりが生まれるというのはよくわかる話です。

 

それに、サビーヌもケイトも幼いレイアも決して嫌いなキャラではないし、なんならケイトはめちゃくちゃ好きなキャラクターなんですが、

「好きなキャラクターを主人公にしたスピンオフが見れる!」という期待感を持って物語を見始めてしまうと、少々肩透かしを食らったような気になってしまいます。

 

タイトルが最初から「アソーカ&サビーヌ」だったら、特に何も思わず見ることができたと思うんですけどね。

 

でもそれじゃあ新規視聴のハードルがさらに上がっちゃうのかな、難しいです。f^^;

 

 

もっとも、サビーヌや他のゴーストクルーたちの再登場によって、今まで語られてこなかった「反乱者たち」のその後の物語が動き出したというのは嬉しいことです。

 

今回の劇中におけるサビーヌは、「反乱者たち」でエズラを失ってからの年月と、その間にあった故郷の壊滅やアソーカとの一悶着によって、ちょっと見ていて苦しい気持ちになってしまう場面も多かった印象でした。

 

「アソーカ」はすでにシーズン2の製作も決まっているそうなので、

シーズン2では彼女らしい溌溂さと不敵さを取り戻して、また元気にストームトルーパーたちを吹き飛ばしてほしいですね。^^

 

 

 

さて、セットのレビューから少々離れてしまいました。

 

 

サビーヌがエズラから譲り受けたライトセーバーも本セットには付属しています。

 

このセットに限った話ではないですが、数年前からクリアパーツの色味が変わりましたね。

旧タイプは透明度が高い代わりに内部の気泡が目立っていましたが、現在は透明度を落とした質感となっており、気泡も入らないようになっています。

 

 

 

ヒュイヤン教授です。

 

劇中では、クローンウォーズシーズン5のギャザリング3部作以来の登場ですね。

アソーカの成長した姿が見られる印象的なエピソードですが、まさか帝国崩壊後の物語で彼の存在が拾われるとは思いませんでした。

 

「アソーカ」ではギクシャクしがちな元師弟の間を取り持ちつつ、場を和ませてくれる存在です。^^

 

 

 

サブアームが印象的な背部はプリントタイルで表現されています。

 

欲を言えばミニフィグではなく、ドロイドボディなどを使って再現してほしかった気もしますが、ヒュイヤンがフィグ化された時点で充分ありがたい話と捉えるべきですね。f^^;

 

 

 

 

続いてはマロックです。

「アソーカ」で初登場となるキャラクターですね。

 

服装やライトセーバーを見るに、帝国時代の尋問官の生き残りのように見えますが、

彼の素性や、いかにしてモーガンやベイランと行動を共にするようになったのかという経緯については、今のところ一切明かされていません。

 

 

 

それにしてもカッコいい見た目ですね…!

 

「テイルズ・オブ・ジェダイ」に登場した尋問官といい、出番が短いのがもったいなく感じます。

もはや、出番の長さとカッコよさが反比例している気すらしてくる。笑

 

 

そんなマロックですが、ドラマ第4話にてあえなくアソーカに討たれてしまいます。

 

彼の死に際、傷口から緑の靄のようなものが噴き出していたため、おそらくはナイトシスター由来のなんらかの加護を受けていたのでしょう。

 

物語中の立ち位置が明かされないまま退場したマロックですが、推察するにベイランやシン・ハティの仲間というよりは、

スカウト・ガードのようなモーガン・エルズベス個人に属する勢力の人間だったのかもしれません。

 

再登場は叶わずとも、いつか彼に関する詳細が語られるといいですね。

 

 

 

さてフィグに話を戻すと、マロックの兜はニンジャゴーなどで登場した剣道の面とは異なりスリットは空いておらず、中の顔も黒塗りです。

 

 

また、肩アーマーの形状は「75336 尋問官輸送船サイス」の大尋問官のそれと同じもののようです。

 

隣に並べた2015年版とは、肩アーマーや首回りの形状が異なるようですね。造りが細かい。

 

 

 

 

最後に、シャトルも簡単に紹介しておきましょうか。

 

 

ハッチや翼の模様はシールでの再現となっています。

キャノピー部分はプリントです。

 

 

 

機体内部にはライトセーバーやブラスターをしまっておけるスペースがあります。

 

 

着陸姿勢を取る際は、機体の底面を一部展開してバランスを安定させる仕組みです。

 

 

2011年版のT-6シャトルとの比較です。

共和国時代のT-6シャトルよりもエンジンが一基増え、尾部に銃座が追加されています。

 

 

セットのサイズは全体的にやや小ぶりになっていますね。

 

コックピットの搭乗人数も2人から1人に減っていますが、その代わりに機体本体の部分がより上下対象に近い形状になっていたりと、細かな作り込みでは本セットに軍配が上がると思います。

 

というか、2011年版が389ピースに対して本セットは601ピースなので、機体の大きさに反してパーツ数は倍近くになっているんですよね。

そりゃあ作り込みも細かくなるわけだ。

 

 

おそらく、2つのセットの一番の違いは使われているウイング・ウェッジ系のパーツの種類にあると思います。

 

翼の構成パーツを見てみても、まだそれらのパーツの種類が少なかった2011年版はやや大ぶりなパーツ構成になっているのに対し、本セットは複数種類のパーツを組み合わせているのがわかります。

 

年代の経過に伴うレゴの進化が伺えますね。

機体本体部分のディティールもかなり上がっていて、この辺がパーツ数の増加に直結しているのでしょう。

 

 

また、エンジのウイング・ウェッジパーツが大量に手に入るだけでなく、

グレーのやや大きめのプレートや2×2のカーブスロープもそれなりの数が入っていたり、

エンジン部分に使われているダークグレーのコーンパーツがやや珍しかったりと、パーツ取り用として見たときの構成パーツもなかなか目を見張るものがあります。

 

 

このセットもまた、フィグよし、出来よし、パーツよしの三拍子揃ったセットではないでしょうか。

 

 

 

 

以上、「75362 アソーカ・タノのジェダイT-6シャトル」のプチレビューでした!

 

 

フィグ的にもパーツ的にも、スターウォーズのスピンオフ作品が好きな方なら買って損はないセットだと思います。

 

シャトルのパーツはいま私が作っているものにも役立ってくれそうです。^^

そちらもいずれ紹介できたらと思います。

 

 

 

それでは、本日はこんなところで。^^ノ

 

 

 

 

追記

 

今年のスターウォーズの日に公開される作品の予告がもう出ていますね!

 

 

 

「テイルズ・オブ・エンパイア」という題になっており、バリスのその後や尋問官たちの結成の過程、モーガン・エリズベスの前日譚などが描かれるようです。

 

「テイルズ・オブ・ジェダイ」もすごくおもしろかったですし、これもめちゃくちゃ楽しみです!

 

個人的には、大尋問官の威厳ある姿がまた見られたら嬉しいですね~^^