こんにちは、かぜのこです!

 

 

 

本日は予告通り「75280 クローン・トルーパー 501部隊」のレビューを行います!

 

 

 

セットレビューの前にまず、501部隊について簡単な説明を。

 

 

スターウォーズの劇中における501大隊はアナキン直属のクローン部隊で、装甲服の青いマーキングが特徴です。

 

映像でそれとわかる初登場は、エピソードⅢ「シスの復讐」におけるジェダイ聖堂の襲撃シーン。

ダークサイドに転向したアナキンとともに聖堂を急襲し、その場にいたジェダイたちを容赦なく粛清します。

 

アナキンを先頭に聖堂入口の階段を隊列を乱さずに行進するシーンは、「シスの復讐」でも屈指の印象深い場面です。

 

映画ではそれ以外にとくに目立ったシーンはなく、そのため映画しか見ていないという人にとってはあまりいいイメージのない部隊かもしれません。f^ ^;

 

 

一方で、スピンオフアニメ「クローンウォーズ」を見ている人にとってはとても思い入れの深い部隊です。

 

映画の時系列で言うとエピソードⅡとⅢの間、映画ではあまり描かれることのなかったクローン戦争を描いたこのアニメでは、クローンたちが大活躍します。

クローンウォーズが生み出した人気キャラであるキャプテン・レックスもこの部隊の所属で、アナキンの副官としてその有能さをいかんなく発揮するだけでなく、「個性がない」「独創性がない」とされるクローンのイメージを覆す活躍ぶりを見せてくれます。

 

501大隊にはレックス以外にも様々な個性や経歴を持ち、ときとして人間らしい苦悩を抱えるトルーパーたちが所属しており、

話によってはアナキン不在の中、彼らだけで困難を乗り越えるエピソードなども存在します。

 

クローンウォーズを見ている人であれば、このセットを買わない理由がないと言っていいほど魅力的な存在なのです。

 

 

また、現在ではレジェンズ扱いとなってしまいましたが、2006年に発売されたPS2のゲーム「バトルフロントⅡ」ではこの501大隊を軸にストーリーが進行するため、こちらのゲームをプレイしていた人にとっても思い入れの深い部隊でしょう。

 

私も友人から借りてプレイしたのですが…なんというか、クローンたちの置かれた立場の過酷さと彼らの勇敢さを痛感する作品でした。

最終ステージがジェダイ聖堂の戦いなのですが、生身の肉体でジェダイと戦うのが怖いのなんのって。

 

それどころか、初陣のジオノーシスでさえ、砂漠を進軍していたらいきなり反対側の崖からスナイパーに狙撃されて絶命したり、ヘルファイヤー・ドロイドに容赦なく蹂躙されたり…。

とにかくクローンたちの苦労を垣間見ることのできた作品でした。f^ ^;

 

 

そしてもう一つ豆知識を加えると、この「501部隊」という名称は、もともとはスターウォーズのコスプレをするファンの集団の自称だったそうです。

 

彼らの活動を知ったルーカスフィルムが、粋な計らいとしてベイダー直属の軍団の名称に正式に採用したという、ちょっと素敵な逸話があります。

 

 

すっかり前説が長くなってしまいましたが、要するにスターウォーズファンにとってはそれぞれに様々な経緯で思い入れの深い部隊が、今回めでたく商品化されたのです!

 

 

 

 

それでは、さっそく商品の全容を!

 

 

501大隊のトルーパーが三体、501大隊のジェット・トルーパーが一体、

バトル・ドロイドが二体に、501大隊のBARCスピーダーとAT-RTが付属するという豪華セットです!

 

 

いやはや…まさに夢のセットですね。

 

 

先ほどの長ったらしい説明の通り、501大隊のトルーパーはファンの間で非常に人気の高い存在でありながら、

いままで商品化されたのは7500275004のたった2商品のみ。

 

そのうえ、いずれのセットもそこそこいい値段する割に付属するトルーパーが一体のみだったため、集めるのがとても難しいフィグでした。

 

 

 

それではさっそく、このセットのメインであるフィグを見ていきましょう!

 

 

いやぁ、素晴らしいですね…。

 

 

今回注目したいのは、一番右のトルーパーが持っているブラスターです。

ロングタイプのDC-15Aブラスターを表現する新しい手法ですね。

 

従来はテクニックパーツを使った表現が多い中、ろうそくパーツの黒という新パーツを使っています。

 

ろうそくパーツはひょっとすると、いま一番アツイ新パーツかもしれません。

使い道の少ないパーツかと思いきや、「本屋さん」では複数つなげて円柱にしたり、「お化け屋敷」では金のパーツでパイプオルガンを表現したり。

 

今回の黒も安定した供給さえあれば、今後DC-15Aの新たな表現として定着するかもしれません。

 

 

 

一番左のジェット・トルーパーは、クローンウォーズのシーズンファイナル第9話にて登場します。

出番は短いですが、しっかり活躍してくれますよ。

 

商品の発売日が第9話の公開より前だったため、てっきりレゴオリジナルの兵種かと思っていました。f^ ^;

 

通常のトルーパーとはまた一味違うマーキングがなんともかっこいいです。

ジェットパックを外してカーマやポールドロンを装備すれば、コマンダー風にもアレンジできそうですね。

 

 

 

2013年版のフィグとの比較です。

 

今作では、爪先に至るまで細かくプリントが入るようになりました…!

もの凄い作り込みです。

 

 

また細かいプリントパターンが変更されただけでなく、各部の配色も変更が加えられていることがわかります。

 

頬の陰、腕の色、ベルトの色…。

正直、最初に見比べたときは慣れ親しんだ2013年版の方が好きかなぁと思ったのですが、バイザーの表情などは2020年版の方が断然リアルですね。

 

腕は青にして欲しかった気もしますが、ジェットトルーパーなどの特殊なトルーパーと差別化できるポイントとして、あえて白にしたのでしょう。

見慣れてしまえばそこまで違和感もありません。

 

 

2013年版のフィグを集めていた人は、今回のものと組み合わせることで部隊ごとの違いのように演出できるのかなぁと考えると羨ましいですね。

 

 

 

バトル・ドロイドは割愛して、続いてはメカの解説です。

 

 

まずはBARCスピーダーから。

 

 

BARCスピーダーは何回か商品化されています。

 

我が家にあるのは「7913 クローントルーパー・バトルパック」のものと「75037 サルーカマイの戦い」のものですが、

これ以外だと「7869 ジオノーシスの戦い」や「75012 BARCスピーダーとサイドカー」にも入っていますね。

 

どれもいいセットばかりです。

とりわけ「75012」は当時買えなかったのを今でも後悔しています…。

 

フェーズⅡのレックスが入っている唯一のセットだったにも関わらず、国内ではたしか西友限定という不遇の扱いでした。。

 

 

さて、そんなBARCスピーダーですが、今回のものは歴代の中でもトップクラスに大型です。

 

(画像は「スターウォーズの鉄人」より)

 

その分、作り込みも歴代の中でトップクラスではないでしょうか。

何より、後部のフィンとの接続に新しい車軸パーツを採用したことで、全幅を抑えられたのは画期的な組み方です。

 

 

ただ正直、個人的には7913の組み方が一番好きなんですよね…。

シンプルイズベストな組み方だと思いますし、ミニフィグとのスケール的にも一番ちょうどいい出来な気がします。

 

 

両方のいいとこどりをしつつ、さらに大きさを抑えることはできないかな…といろいろ試行錯誤した結果がこちら↓

 

 

二台の残骸と並べてみると、ダウンサイジングには成功したものの、これはこれで違うような…。

 

大きければいいというわけではないのと同じように、小さければいいというわけでもないようです。

ちょうどいいビルドって難しいですね…。

 

 

 

さて、お次はAT-RTです。

 

 

以前も何度か言及しているのですが、AT-RTってなぜか必ずオーバースケールで製品化されるんですよね。f^ ^;

 

というわけで、我が家のAT-RTと比較です。

ポージングしづらいという欠点はあるものの、ミニフィグとのスケール比は圧倒的に自作のAT-RTの方が劇中に近いと思います。

 

 

今回のセットでは、ブラスターの基部をボールジョイントにしたことで、かなり自由に角度を変えられるというのが画期的なポイントではあるのですが…。

パーツ取り用に分解かな。f^ ^;

 

ということで、シールは貼っていません。

 

 

シールの使い勝手自体はよさそうなので、別の機会に有効活用するとしましょう。

 

前回AT-RTを買ったときのシールも手付かずなので、501部隊のシールがどんどん貯まっていきますね。f^ ^;

ちゃんと使い道を考えなければ…。

 

 

最後に、余りパーツです。

 

 

とくに目を引くものはありませんが、使い道の多いパーツばかりです。

上々、上々。

 

 

 

 

 

以上、「75280 クローン・トルーパー 501部隊」のレビューでした!

 

 

スターウォーズファンが長年待ち望んでいたこのセット、早くも各所で品薄気味のようです。

 

プリントパターンの細かい変更には賛否あるかもしれませんが、

これほど501大隊のフィグを集めやすいセットはおそらく後にも先にもこれっきりでしょう。

 

クローンウォーズが好きな方や、エピソードⅢのジオラマを作りたいと思っている方にとっては買わない理由がないと言ってもいいくらいの良セットです。

 

気になっている方はぜひ、お早めに!

 

 

…私も二箱目が欲しいのですが、なかなか売っているところに巡り合えません。(T_T)

一応、レゴストアではちょくちょく入荷自体はしているらしいです。

 

 

それでは、本日はこんなところで。

 

 

次回は「75283 装甲型強襲用戦車(AAT)」のレビューを行います!

 

こちらも素晴らしいセットですね。楽しみ楽しみ。^ ^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後に、現在制作中のものを少しだけチラ見せ。

 

 

「野郎ども、準備はいいか。」

 

 

「よし行け!」

「go!go!go!go!」

「共和国のために!」