「リトミックって奥が深いんですね」と言われることがあるけれど、リトミックが深いというより、音楽そのものが深いのだと思います。
音楽が作られている規則性や約束事を理解し、理解したことをきちんと表現出来るようになると、聴衆に伝わる説得力のある演奏が出来るようになります。
感性は大事。
でも、ルールも大事。
スポーツにもルールがあるように、音楽にもルールがあります。
音楽を本当に楽しむためには、音楽のルールを理解したいですね。
「リトミック」は、感性を磨き、同時に音楽のルールを紐解いたものを体感しながら理解することの出来る素晴らしいメソッドだと思います。
さらに、幼少期にリトミックを行うことは、成長の著しいこの時期にしか養われない耳の発達や脳の発達、神経系の発達を促すなど、音楽の基礎の習得や情操教育以外にも大きなメリットがあります。
机の上で学ぶことばかりが勉強ではないですよね。
なにより、子供たちの真剣な表情やキラキラとした目がその証だと思います。
私のような未熟者が生意気なことを語るのは身の程知らずと言われるかもしれません。
それでも、ダルクローズの考えたリトミックを子供たちに伝え、経験してもらうことが、私の生きる意味全てだと思っています。
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