気がつけば2月も残すところわずかとなりました。
「行く1月 逃げる2月 去る3月」 とはよく言ったものですね。
次から次へと目まぐるしく仕事や課題をこなし、気の休まる日がありません。
見方を変えれば、充実しているとも言えます。(辛くてそうは思えないけれど)
さて、年度末に近づき、卒園児や親子リトミックを修了される生徒さんに、節目となるようなプログラムと共にメダルや修了証を準備する時期となりました。
保育園では3年間、親子リトミックでは2年間、子供たちの成長に立ち会い、先生方、お母さま方と共にその喜びを分かち合えた日々に感謝しています。
個性豊かな子供たちが、将来どんな大人に成長していくのか、とても楽しみですよね。
それにしても「天才」として後世に名を残すような偉人たちが、当時意外にも周囲の評価の低かったことには驚きます。
私が最近読んだ「こころのチキンスープ」という本には、そんな逸話がたくさん書かれていました。
その本によれば、歴史上の偉人たちが、「成績不良」だの「センスなし」だの、酷い言われようです。
もちろん、幼少期から「神童」と呼ばれるような人もいるのでしょうが、その偉大な可能性は花開くまで周囲に理解されず、気づかれないことが多いようです。
教育者は簡単に「ダメ」のレッテルを貼る前に、いつも、自分は「ダイヤの原石」を「石ころ」と評価しかねないことを承知しておくべきですね。
周囲とは異なることや失敗の繰り返しの成長の過程で、その子を信じてあげることが出来るご両親や先生は、最高の親であり最高の先生だと思うのです。
集団の中で、忙しない生活の中で、マニュアル通りにはいかない「才能の種」に寄り添うのは、とても困難なことですから、時に「手に負えない」と感じるのは当然であり、それは子供が「ダメ」なせいではありません。
そのことを忘れずに、長い目で、広い視野で、子供たちを信じていきたいと思います。
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