来週の花散らしの雨まで桜は楽しめるそうです![]()
花もいいですが、気になるのは・・・春の味覚の数々![]()
なかでも京都に来てはまってしまったのが、筍です。
こんなに甘かったとは・・・!
恥ずかしながらこちらに来るまで複数の産地が京都にあることすら知りませんでした。
だいたい西山丘陵に並んでいるのですが、
京都のお店では八百屋さんはもちろんスーパーでも「京都産」ではなく
塚原、大枝、長岡京、乙訓・・・と産地を明記してあるところが多いです。
ところで事務局周辺には、季節のもんだけを取り扱っているお店がちょいちょいあります。
何屋さんと言うていいのか京都暮らしの浅い私にはわからないのですが・・・。
春は筍、夏は焼き鮎、秋は松茸・・・お店によっては黒豆や佃煮、お漬けもんといった、
京都周辺の里から来るものを置いたはります。
この時期には、朝から店の前の籠に筍が山積み。
それをお店の方がひたすら大がまでゆがいたはります。
「出てしもたらしまいやからね、止められへんし」と
このときばかりは一日たりともお休みなし、連休過ぎくらいまで毎日です。
わたしのお目当てはちょっとこわれた筍。
根のほうの削れかたの形が少し悪いだけですが、お得なので![]()
店主さん曰く「休みの日ぃは息子が掘るからな、こんなんがようけ出んねや」、と。
その息子さんの親父さんは85歳で、まだ現役。
「普段はなんにも言われへんけど、筍の時期だけは息子にえらそにできんねやて」なんだそうです。
そんな父子たけのこ堀師(?)が掘った筍。
ゆがいてそのまま食べる!のが一番好きなんですが、
今回は。。。
セリと一緒に炒めもんになりました(中華風です、すみません
)。
セリも京都では手に入りやすくて嬉しいもののひとつ。
今は宇治あたりが主ですが、昭和40年代でも西七条にセリ田があったとか!
今年の筍はできが良いそうで、連休明けくらいまでは楽しめるそうです。
次は何にして食べよかなぁ。。。事務局・風小僧でした![]()
※参考: 林 義雄・岩城由子 『京の野菜―味と育ち―』 ナカニシヤ出版
追伸:朝掘りのやつはゆがかんでもOKです。ぷさぷさ切って、そのまま直炊きに・・・。かる~くうでて、おさしみのようにいただくのも。これこそ、京都ならでは!!でしょうね~ 事務局長でした

