AppleのM1チップ。
MacBook、MacBookPro(13インチ)、Mac miniに搭載されてリリースされ、IT関連メディアはもちろん、ブロガー、YouTuber、一般の方も、その処理速度と、駆動時間を高く評価しています。
ちなみに、M1チップは、組み込み機器や低電力アプリケーション向けに広く用いられているARMアーキテクチャと言われるマイクロプロセッサの技術をベースにしているそうで、IntelのCPU(チップ)より、低電圧で高速に動作する特徴がある技術です。
このM1チップ。
これまでのAppleの取り組みを見ていくと、パソコンで、この処理性能の結果を目指して取り組んできたことがわかります。
初代iPhone、iPhone3G、iPhone3GSまでは、Samsung製のCPU(チップ)を使っていましたが、iPhone4の登場に合わせて、独自のCPU(チップ)A4を搭載。
ここから、Appleは、小型デバイスであるiPhoneを長時間で駆動させ、かつなめらかでスピーディな動作をさせるCPU(チップ)を開発していくことになります。
詳しくは、次のURLでご覧いただくことができます。
■iPhoneの心臓部であるチップの歴史
https://iphone-college.com/basicclass/ios_chipset.html
■iPhoneのリリース状況は、Wikipediaで確認してください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/IPhone
そして、ディスプレイの画面サイズをアップしたデバイスiPadも登場。
iPhoneより画面サイズが大きく、より高速な処理、そして長時間稼働させることが求められることになります。
■【2020年】歴代iPadを徹底比較! 失敗しない選び方を紹介
https://moov.ooo/article/5dc2860e32fd1d7138c85c11
■iPadのリリース状況は、Wikipediaで確認してください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/IPad
しかし、デバイスのサイズを段階的に拡大したもに対応したCPUを開発し、かつ高速処理をしながら、低電力で、長時間稼働を実現していきながら、利用者のフィードバックも得ながら、さらに進化させていく。
Appleは、長い時間をかけて、スマホからタブレット、そしてパソコンに対応したCPU(チップ)に進化させたのです。
現在は、MacBookAir、MacBookPro(13インチ)、Mac miniと小さいパソコンにM1をチップを搭載していますが、今後、さらに高速な処理と低電圧、長時間稼働を実現しながら、MacBookPro(16インチ)やiMac、MacProへの搭載をしていくことでしょう。
今後、中長期的には、Intelチップに対応していたアプリケーションも、アプリケーションメーカーがM1チップに対応して行くことになるでしょう。
(おまけ)
余談ですが、ARM版Windowsが動作したということで、仮想環境でWindowsを利用するユーザーも今後増えてくるかもしません。ただし、プリンタなどの外部デバイスが動作するかは、デバイスのドライバが正常に動作するかがカギになるので、直近では様子見するのが一番でしょう。
■M1搭載MacでArm版Windowsの動作に成功したとの報告。仮想化技術を使用
https://japanese.engadget.com/m1chip-mac-armwindows-035021085.html