木曜日にあった順位戦の序盤振り返ります。

3四歩、3二飛の序盤はプロでは珍しい。アマでも珍しいかもしれないです。

先手は当然角交換から咎めに来ました。

ここで後手は△同飛と応じましたが△同銀もありますね。

 

必然の手順から、ここで△4二銀が新手。飛車のひもがなくなるのでやりにくいので意外です。

前例は△5二金左や△4二金。あと僕は類型で△5二金右をよくやります。

△4二銀▲4四馬△3三銀▲5三馬△4七角成▲6三馬△7二銀と進んだ局面。

妥当な手順で進んでます。ここで▲2七馬としたのが意外。▲5四馬として中央に圧力を残しておくものだと思ってました。

進んでこの辺りから局面が動き始めました。

お互い手が難しかったですが△9四歩が機敏でしたね。いきなり突いてくるとは思わなかったです。

2七馬のラインが厳しいのもポイントですよね。

結果だけ見ると後手は美濃囲いにして普通に玉囲ったのがうかつだった気もします。

居玉のまま7七の桂馬をいじめる形で手が作れれば一番いいんでしょうけど。

4手目△3二飛は厳密には後手が悪い作戦だと思いますが、それほど形勢に差はでないので後手の作戦としてはありなのかなと思います。