山髙龍雲 風に吹かれて
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春光

ふり注ぐ日差しを満面に浴びて深呼吸

これは早春なればこその楽しみ

弥生三月

梅 蝋梅 木蓮 水仙 花韮 椿 草木瓜 連翹

まるで隣家の庭は

元気一杯の子の飛び跳ねるピアノマットのように

毎日新しい歌が始まっています

一方

旧工房に鎮座されておられた大日如来様が

すでに福岡南蔵院天地堂にお納めがかなって

かってなく現れた広々とした空間の寂しさを

明るさに変えるべく

いよいよ

工房移転が最終段階に入ります

引っ越しとは実に大変です

香川県志度町に生まれて十三歳まで

大阪市に二十二歳

尼崎市に八年暮らし

西宮市に越したのが三十歳の時

二階の六畳間を板張りの工房にして六年

御影の借りた工房では四年

須磨寺工房に移ったのが四十歳の時

それからなんと春秋三十三年の長い年月

振り返れば実に瞬く間のようです

人生は波乱万丈

数えきれないありがとうの言葉と共に

沢山の出会いを頂いたこの工房から

また新しい工房へと

自分探しはまだまだ続きます

窓からはいる日差しがきらきら輝いています



  
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