サンボマスターの5枚目のアルバム「きみのためにつよくなりたい」やっと発売されました。


かなり前からアルバムつくっているとライブで言うものの今年に入っても発売日すら発表されずだったが、発表されてから意外と早かった気がする。

約3ヶ月。今回はかなりプロモーションもされていてラジオやら雑誌など数多く出ていて、色々な想像をめぐらして楽しみにしていた。一方でサンボとして新しいということが強調されるのを目にすることが多く、少しの不安もいだきながら。

4枚目のあとのシングル、特に「ラブソング」は1年近くライブで、「ソウルコア」としてかなり違うアレンジで演奏されていた。なんか色々な気持ちをぎゅっと圧縮したのを開放するかのように、でも荒々しくなくあたたかい感じ。

それをがらりと変えて発売されたとき、題名を聞いて別の曲が出るんだと思ったら・・・驚きと残念だった。

がちゃんと聞いてみると音の強さがなくなっているのに、心は前よりも揺さぶれどうしようもなくなる。この曲をより伝えるには最後までしっかり歌詞を聞かすほうがいいのだと納得。



まずびっくりなのは、タイアップ曲が多いこと。汚い私はソニーがんばったなと思ってしまった。

アルバムを聞いたらなんと恥ずかしいことを考えてしまったんだろう。とてもいい曲でなるべくしてなったんだろうなと素直に思える。


約1時間の13曲。

涙はどこからやってくるんだろう。泣かされ続けました。最高のアルバム。

4枚目もファーストをより深くした感じでよかったが、激しさよりも包み込むような曲が多く今までにないアルバムになっている。色んな音も入っているし、今までのサンボとは違う感じ。

それでもやっぱり自分が思っているサンボマスターははっきりといて、何も変わっていなかった。

サンボらしさは誰も(と思いたい)が持っているし感じているけど、容易に言うことができないことを歌っていること。「ウワー」と演奏されてるのが、容易でないことをより強調されるので共感しやすかった。

でも今回はいかに歌詞を引き立てるための曲になっていて、今までで一番ストレートに伝わってくる。

これはサンボが10年経った結果、伝えようとしてることに確信と自信をもちいかに伝えるかとなったらこのアルバムになったんだろうな。そして題名も「きみのためにつよくなりたい」とわかりやすく、全ての曲がこの題名に集約されている。


大好きだからこそ友達に聞いてほしくてアルバムを渡していたけど、女友達には勘違いされそうで渡せないな。それだけ今回は一番私的なアルバムだと思う。プロポーズ代わりに渡せるのでは?



ただライブはどうなるんだろう?機械音とかはいれていくのかな?

ラブソングみたいに聞かすほうが強くなるのかな。騒ぐ感じの曲は少なくなった気がするけど、ファンのほうもどんな感じになるんだろう。

わからないぶんかなり楽しみ。サンボとかライブバンドの曲はライブで聴かないと完成しないと思う。実際「青春狂想曲」とかライブで聴くまではそんな好きでもなかったな。


タイアップついてない曲は今回のツアーでしか生で聞けなくなるかもしれないから、Zeppの前にどこか地方遠征したいな。time&moneyがほしい!!

いつも思うけど、せっかくのいい曲なんだからシングルや定番曲いがいにもたまにはやってほしい。


この最高のアルバムを20代最後の日にくれるなんて、ほんと20代いい締めくくりになった。

いつもながら力をくれます。ありがとうございました。