どなたにLOVE修行11 | たんたんたぬきのハラ時計

たんたんたぬきのハラ時計

ゆうなぁの小説
じゅりれなの小説。

アイコンか、コメントで
46、48ファンと
分からない方々様は
フォロー及びアメンバーの承認はしていませぬので、あしからず

そんな

すったもんだの末に
バーベキュー大会は
今年もどうやら大好評で幕を閉じ

・・・・・




明けて翌週
べりんの心配を他所に

「主任でも
パニクる事ってあるんすね」

「なんか
逆に親近感がわきましたよ」

「えっ?、あ、
ああ、そう?あ、ありがと」

一連の騒動で
元々の業務の評価以外に加え

いい意味で部下との
距離が縮まると言う
思わぬ副産物を彼女は手にし


もしかしたら
もしかして次の秋の人事で・・・

「決まるかもね、べりん」

「ああ・・昇進ですか?」

それは何時もの社食

久しぶりに
なぁと2人向き合い乍ら

「多分ね」

「うーん、でも受けるんですかね?」

「まぁ、そこがね」


・・と、徐に背後から


「もしそうなら
有り難くお受けするわよ」

「「えっ?」」

驚き振り向くと
其処には何処か
吹っ切れた表情のべりんが

「でもまだ、もしだからね」

余裕のある
笑顔で此方を見つめ

さりげなく
目配せして
来たりなんかして

瞬時に私は
昨夜のLINEを思い出す。

「ん?
あっ、ああそっか・・だね」

「いい?彩希」 





「どーぞ、どーぞ遠慮無く」
「じゃ、岡田さん行こっか」





「えっ?」


そう言うと主任は
私の手を引き・・「あ、あの、え?・・・」

2人の間で
一体全体どんな話があったのか?

「いいから行ってら」

「あ、、はぁ・・・」

チーフはあの夜とは
別人の様に
にこやかに
私達を社食から送り出し・・・


「大丈夫だって岡田さん。

今度はちゃーんと彩希に
貴方の可愛いわんちゃん
ほんの少しお借りできますか・・?って

昨日の内に
断っておいたから」

そう言うと
快活に主任は笑い

やがて

意味も分からず
連れて来られた会社の屋上
けれど私はその場所で

本当に思いがけない
彼女の言葉を聞く事になるのだ。