どなたにLOVE修行4 | たんたんたぬきのハラ時計

たんたんたぬきのハラ時計

ゆうなぁの小説
じゅりれなの小説。

アイコンか、コメントで
46、48ファンと
分からない方々様は
フォロー及びアメンバーの承認はしていませぬので、あしからず

折よく、そのタイミングと言うか

どうやら私と向井地には
初めての社内イベントの告知って事で


或る日の昼休み各部署の
パソコンに一斉送信されたそれは
会社所有の保有地で
行われる一泊2日の

「〝各部署大集合‼️
今年も開催決定バーベキュー大会〟

・・・へぇ
こんなのがあるんですか」

「そう毎年この時期にね

丁度繁忙期が終わったあとの
打ち上げ的意味合いを込めてやるんだけど
参加者がダントツの
我が社屈指の人気イベント」

驚きパソコンを
覗き込む私の隣
村山チーフは意味ありげに頷き

「あ、もしかしてこないだ
茂木さんと話してた〝やり方〟って」

「あたり。
だってホラ岡部って意外と・・・」

「ああ、分かります

初めてSHOT BARに誘われた時
思ったんですけど
意外とノリが軽くなんですよね」

「うん、そうそう元々
強いってのもあんだけど、好きなんだよ。

それに立場的にも
絶対に参加は必須になる筈だし

おまけに今私達が
個人的に誘うより」

「ですね、多分
変に用心されなくて済みますし」

「そーいう事っ」

・・・・・




そんな私達の
願いを込めた9月某日
お天気にも恵まれたその日

参加者全員を
乗せたバスは
一路保有地へ一直線

日の暮れを待って
執り行われた人気イベントは
夜の帳が
降りる頃になると
各テーブルの境目は
最早有って無きが如しの賑わいを見せ

彼方此方で部署を
飛び越え、会話の花が咲き乱れ


ただ唯一の
致命的誤算


「向井地っ、茂木さんはっ⁉︎」

「あかんっ
もお引っ張りダコの宴会部長。
そっちこそ
村山チーフはどうなってんの⁉︎」

「聞くか?私に」

指差す先に見えるのは
ビール一杯で既に呂律の回らない・・・

「ち、ち、ちょっとおぉぉーっ‼️ ‼️
お、おっからーっ‼️
おからななはろこいったぁぁーっ‼️ ‼️ ‼️」

「あー、はいはい
此処にいますよチーフ」

「んもーっ馬鹿っ‼︎
なんで飲ませたのよっ‼︎」

「いやいや、流石に
立場的に部長のお酌じゃ断れんだろー」


しっかしまぁ
幾ら事情が事情とは言え
「よく言えたよね
この体たらくで、やり方があるだなんて」

「うん💢」
割とマジでムカつくかも💢💢💢」


「向井地・・顔変」


「オカダっっ‼️」


「ごごごめんて、つい・・・」


ところがてんで
使いモンになんない2人はさて置き

矢張りお酒の
席と言うのは

平常時よりチャンス擬きは
どうやら巡ってはくる様で

「違う、違うっ‼️

じゃなくて
ほらっっ‼️見てっ、あそこっっ‼️ ‼️」