録画できていたのでさっき見ました。今回はロシア第二の湖オネガ湖に浮かぶキジ島での訪問記でした。巨大な木造建築の教会や鐘楼などを見て回る旅でした。ユネスコ世界遺産にも登録されているものです。釘を一本も使わないで建てられたというその教会は、銀色のネギ坊主が特徴的な美しい建物で、ロシア正教の厳粛なイコンが並んでいる教会でした。右のプラオジェンスカヤ教会は冬に暖房設備がないので、左のポロフスカヤ教会が暖炉を作って建てられ、最後に真ん中の鐘楼が建てられたそうです。とても美しいし、どうしてこんな形になったんだろうと思いました。

 

昔高校の頃に学校の図書館で、古い白黒写真集でこのようなロシアの地方の木造教会ばかりを集めたものを見たことがあります。その時日本人なのに、なぜか懐かしいと思いました。他にも風車小屋なども紹介されていて、私が結婚した30年ぐらい前には、堺市のはずれにこのようなちいさな風車があったのを思い出しました。子供がどうしても乗りたいと言ったので、チンチン電車の阪堺軌道で通った時に、大和川沿いにありました。その当時の田園風景を思い出しました。キジ島全体は風致地区になっていて、ロシア国内の木造の建物物が移築されて集められているそうです。歴史的な地区で、飲食や喫煙が禁止されて保護されているので、そういった昔の風景を思い浮かべられる美しい場所になっているみたいです。

 

今回は観光名所を巡る落ち着いた旅でしたが、次回はペテルブルグのロックミュージックの特集らしいです。またどんなものになるか楽しみです。それでは、また。