午後ロシアゴスキーの録画を見ました。今回はエルミタージュ美術館で、入り口の「大使の階段」の豪華なこと、もともとはロシア皇族の離宮でしたから、その装飾にはうなずけます。飾られている絵画も素晴らしいものばかりで、エカテリーナ二世が集めたという美術品、すごいものだと思いました。レンブラントの絵画「放蕩息子の帰還」、またエカテリーナ二世の宝石の首飾りなど、またエカテリーナのお気に入りのポチョムキン公爵から贈られたという「クジャクの時計」というからくり時計など。これは当時の仕掛けで電気を使わずにネジなどで動いていて、とても精巧でした。しかしそういった美術品よりも興味を引いたのは、資料室にあった、エカテリーナが編纂を命じた外国語の辞典です。日本語の項目もあって、「父」「好いたこと」「あだま」など、当時ロシアに漂着した日本の地方民の方言がそのまま載せられていて、面白いと思いました。エルミタージュ美術館は現在も拡張工事が進められていて、印象派の絵画コレクションなども別棟で展示されているようです。一日では見て回れないという話、本当にそうだと思いました。

 

次回はペテルブルグ郊外の、キジ島の木造ロシア正教会などをめぐる旅みたいです。楽しみです。ではまた次回に。