自分が自閉症だと気づいたのは

2度目の社会からの脱線を起こしたとき


心理学科を卒業した経験から

集団は異質を排除すり傾向があり

とくに結束力が強い集団で

より排斥は強化される


10年ほど前くらいから

車椅子で移動する姿を見かける機会が増えた

介護保険制度が2000年に開始

という結果や

バリアフリー法による参加の権利の獲得や

単純な高齢者の増加だけではないと

思っている


事実、高齢者が急増し

医療が進み

いつでも自分が車椅子に乗って生活する

可能性に『当たり前』に

気づき始めたからだと

自分の外にあった車椅子利用者が

内側に入ってきたから

車椅子で移動する人を排除しない、

排除されないと思えるから

晴れて

外に出始めたと思っている


その変化は

医療の進化を受けて

身体障がいから知的障がいを持つ人へと

受け容れはひろがり


日常に溶け込めそうな

少なくとも子ども達の多くは

大人と違い

教室内で一緒に授業をうけ

当たり前の友人に近い状況で

受け容れているように見える


そして

精神の障がいも

というわけには進んでいないのが

いまの『当たり前』の

行き止まり


理解不能

異質


その言葉が

自閉症という言葉にいまでもある



アスペルガー症候群

ADHD(注意多動性欠陥障がい)

ボーダー

これら多くの生きづらさを伴う症状を

総じてざっくりと自閉症


生きづらい人がこの言葉に辿り着いたとき

受ける衝撃への配慮はなく

知識がなければ

自分は頭がおかしいのだと混乱する



注意欠陥障害

日常生活に支障がないので

障がい者とは言わないレベル

と診断された