水曜日朝6時、釣り船に乗せられ、海に出た。


その前の日、海岸を歩いていると、お兄さんが、
「釣船で釣をしないか?」
と、寄って来た。
「自分で勝手に釣るから」と断った。

それでも、しつこく言ってくるので、参考のため
値段を聞いた。
「120ドル」「ジョークだろ」
「いくらならいい?」「30ドルなら」
という経過があった。

海岸から1キロ沖水深10メートル位のところで、

最初の一投。
針が底に着いた途端にグイっと引きがあり、
カワハギのような魚が釣れた。
しかし、その後はほとんど当たりが無い。
釣り船のお兄さんは、コンスタントに釣りあげて
いる。
悔しい。

そんな感じで、結局、釣った魚は左上の3匹。
(黒いカワハギ似、イサキ似、ベラ似)
あとは、お兄さんが釣った魚。

宿に帰り、まな板を借りて、持参のナイフで、
開いて、宿の前の海岸の岩の上で天日干し。

屋根のある休憩所で、天日干しの様子を見ながら、
山の方向をうかがった。

オーストラリア人のパラグライダーパイロットが、
何人か来ており、風が良ければ、飛んでいるはずだが、
東風が強いので、今日は無理かな。

うつらうつらして、2時半頃、ふと見ると、数機が飛んでいる。

直ぐに車を飛ばして、寄って来たお兄さんにポーター
をしてもらって山に上がった。

直ぐ飛び立とうとしたが、風が弱い。

夕方まで待ったが、駄目だった。