ウクライナ問題の緊迫化から、仮想通貨市場は総じて冴えない動きの一週間。

予想の論調もネガティブなものが優勢となっていて、特にこれまで強気派だったのに弱気派に転向した、なんて方もいらっしゃるようでして……。

 

 

■外部リンク:コインテレグラフジャパン「ビットコイン再び下落 「5万ドルまでは弱気」」(2022/2/18)

アナリストのマイケル・ファン・デ・ポッペさん。

ビットコイン (BTC) に対しては結構強気派だったイメージがあるのですが、いつの間にか宗旨変えをされた模様。

「ビットコインが強気へのバイアスに反転させるには、5万ドル以上の明確なブレイクアウトが必要であるとしている」と、次のように語っています。

「この週足オーダーブロックのブレイクがビットコインの注目ポイントであることに変わりはない。それが起こらなければ、私は強気ではない

同様に、トレーダーの Pentoshi さんも強気派の印象が強かったのですが、こちらからも以下のようなネガティブ発言が。

「ここは強気派の生命維持だ。しかし私はまだ下振れリスクが高いことを知っている

 

 

 

■外部リンク:CoinPost「軟調相場もビットコインハッシュレートと難易度は過去最高値に、大口アドレスの傾向は」(2022/2/21)

アナリストの Ali Martinez さんが、ビットコインについて。

「100BTCから10万BTCを保有するアドレスが2月以降、横ばいの推移を続けていると指摘。大口投資家は現在の価格帯での購入を避けている模様であるとして、さらなる下落を想定している可能性があると考察した。」

一方、イーサリアム (ETH) については、調査会社のサンティメントによるツイートが。

「10万ETH以上を保有する大口アドレス群は昨年10月以降、累計154万ETHを買い増ししていると指摘。ETH価格が下落する中、一部の大口投資家は買い増しを続けていることが確認されている。」

 

 

■外部リンク:コインテレグラフジャパン「2022年は「仮想通貨の冬の時代」か|業界のベテランが予想すること」(2022/2/22)

仮想通貨取引所フォビの共同創業者、デュ・ジュンさん。

ビットコインの次の強気相場は、次回の半減期 (2024年7月頃?) の後に発生する可能性が高い、と見ているようです。

「サイクルに従えば、ビットコインが次の強気相場を迎えることができるのは、2024年末から2025年初頭だろう

ただ、新型コロナや地政学的リスクなど不安定な要因が多くて正確な予測は難しい、と予防線を張ってもいるのですが。

 

 

 

■外部リンク:コインテレグラフジャパン「ビットコインのオンチェーン指標が2021年7月以来の低水準 37000ドルは買い場か」(2022/2/23)

「2月22日現在、ビットコインの価格分析指標であるメイヤー・マルチプルは、昨年7月にビットコインが29,000ドルで反発して以来の最低水準に位置している。」

この指標を生み出したトレース・メイヤーさんによると、「スコアが低いほど、長期の買い付けが有効であることが判明する可能性が高い」とのこと。

 

 

■外部リンク:Kraken「ビットコイン、サポートは3万6000ドル台か【クラーケン・インテリジェンス】」(2022/2/23)

仮想通貨取引所クラーケンの研究部門による記事。

いくつかの分析手法が取り上げられている中で、「ビットコイン対数成長曲線」なるものによると、

ビットコインの”売られ過ぎ”の水準は2万8731ドルから3万6813ドル

なのだそうです。

これが正しければ、既に売られ過ぎのレンジにタッチしているともいえるわけで、もしかしたら反転上昇が近いのかも?

とはいえ、あまり回数は多くないものの、過去にはレンジをぶち抜いて下げたこともあったりもするのですが……。