■外部リンク:ITmedia「Wi-Fiで果物の中身を測定できる「Wi-Fruit」 切らずに腐っているか判定可能」(2022/1/26)

 

果物を切らずに、中身が傷んでいるのか、を判別してくれるシステム

中国の上海交通大学深圳大学厦門 (アモイ) 大学、カナダのマギル大学の研究チームによるものです。

 

どのように判別するのかというと、元記事の見出しにもあるようにWi-Fiの信号を使っているとのこと。

Wi-Fiでもって、果物に含まれている水分やSSC (可溶性固形分) の量を測定するのですが、これは

「果実の水分量やSSCは、果肉の誘電率や導電率と密接に関係していることは知られており、そのためWi-Fi信号も果実を透過する際に振幅や位相が変化する。」

という性質を利用したもの。

理屈としては納得がいきますけど、これを思いついて、さらに実現してみせた、というのが素晴らしい。

 

 

詳細については元記事をご覧いただくとして、今回のシステムには次のようなメリットがあるようです。

  • スイカやグレープフルーツなど皮が厚い果物から、リンゴやナシなど皮が薄いものまで幅広く対応
  • 既存の機器などに比べて、低コストで測定が可能

と、ここまで書いてきて、そういえば何だかこれに似た話題を取り上げたことがあるような……、と気になって見返してみると、昨年9月にこんなモノを書いてました。

 

こちらの方では、判断材料は果物の見た目そのもの、さらに対象はアボカドオンリー、などなど色々と違っていますね。

あやうくネタがボツにならずに一安心です。

 

 

 

 

最後に全くの余談なのですが、とあるフリー画像サイトで Wi-Fiルーターの画像を探そうと「ルーター」と検索すると、宗教改革でおなじみの「マルティン・ルター」がヒットするの、なかなか笑えるけど結構ムカつきます笑

(上の画像はその成果です)